2017.5
GWは白馬へ行きました。3年前のGWにも行っていますが、何度行ってもいいところです。
「あずさ」に乗り、甲府盆地にさしかかると、そろそろ雪山が見えてきました。
富士山もチラリ
塩尻を過ぎ、松本を過ぎ、大糸線に入って梓川を渡り…
いよいよ安曇野。
このあたりからは、特に進行方向左側は絶景の連続です。
常念岳の方向。田んぼは、田植えが済んでいます。
仁科三湖を過ぎると…
湖畔に桜。
到着です。
改札を出ると、白馬三山が出迎えてくれます。
白馬槍ヶ岳、杓子岳、白馬岳。
駅のそばで車を借りて、まずは、大出公園に行きました。桜は満開。
まずはちょっと何か食べよう…ということで、「かっぱ亭」。
GWから営業再開したばかりとのこと。
お焼きをいただきました。ちょっと遅くなったから、と「こごみ」もオマケでつけてくれました。お焼きはアツアツでおいしかったです。(こごみもおいしかったので、次の日、お土産に買って帰りました。)
かっぱ亭を出たところにあった、道祖神。
再び、大出公園をお散歩。
青空に雪山、姫川にかかる吊橋に満開の桜。
そこらじゅうに、土筆。
ふきのとうは、だいぶ薹がたってしまっています。
水車小屋を抜けて川を下り、押込の吊橋。
本来は、ここを渡って対岸の山に渡り、山の中を抜けて大出の吊橋へと戻るルートがあるのですが、今は通行止めになっていました。残念です。
大出吊橋に戻り、対岸に渡り、少し山を登ると展望台。
夢のような眺めです…
白馬岳。
山頂から右に下ったところに、白馬の名前の由来となった、「代かき馬」(しろうま)の模様が見えてきています。
もう少しだけ、雪がとけると、はっきりと馬の形が見えてきそう。
馬は、頭を左下にして、しっぽが跳ね上がっている姿勢。
こうしてアップで見ると、ものすごい絶壁ですね…
大出の吊橋から、今度は姫川を上流のほうへ行ってみます。
「詩の小路」と名付けられた、お散歩コース。
入り口あたりに、魚の養殖場があって、水面が真っ黒になるくらい、たくさんの魚が泳いでいました。信州サーモンだろうか…
詩の小路からの眺めです。
こちらは人がぐっと少ない(ほとんど誰もいない)のですが、大出公園に負けず劣らず、素敵な道でした。
菜の花の向こうに、白馬駅が見えてきます。
清流に釣り糸を垂れるかかし。
駅まで来ちゃいました。大糸線の線路。
駅前で、遅いお昼ご飯をとり
今度は落倉自然園へ。
明日5月3日は、塩の道まつりがあって、この落倉自然園のあたりはたくさん人が来るので、静かな今日のうちに、見ておこうということで。
水芭蕉。小さめできれいです。
リュウキンカ。たぶん。
これは、ショウジョウバカマ。
ザゼンソウもたくさん、咲いていました。
本当にきれいで静かで、いい所です。
白馬に帰る途中、枝垂れ桜「徹然桜」に寄ってみました。
これは、その近くにあった、歴史的古民家「庄屋まるはち」
ですが、残念ながら、中には入れませんでした。周囲を一周。
庄屋さんの前は、昔の千国街道、塩の道です。ここも古い桜並木がきれい。道のわきには、水路に清流が流れています。
徹然桜。
背後には、きわめて急な階段があり、丘の上に秋葉神社があります。登ってみた。
登るのたいへん(手も使った)でしたが、上からの眺めはよかった。
白馬に来るときはいつも、グリーンバレー白馬の貸別荘を使います。
今回はここ。
夜は、同行者一人をお迎えするため、車で長野に出て、駅ビルの「長野県 長寿食堂」。
から揚げ定食と
魚の南蛮漬け定食。
それに、野菜ビュッフェで、いろんなお野菜をいっぱい食べました。満腹。
次の朝。
名鉄別荘地からの眺め。
3年前のGWに来た時には、田んぼに水が張ってあったのですが、今年は少し遅めのよう。
いつも行く、姫川源流&親海湿原。
湿原はまだようやく少し芽吹きが始まったか…という感じですが。
少し咲きかけている花も。名前がわからない。
姫川源流の自然探勝園のほうは、フクジュソウが盛りでした。3年前に来た時には、もう終わりかけたったので、やっぱりあの時よりも、季節のめぐりが少しだけ、ゆっくりのよう。
カタクリ
キクザキイチゲ
ニリンソウ
水芭蕉も、もちろんいっぱいありました。
姫川源流のそばに、大きな桜があるというので寄ってみました。
南神城駅ちかく、貞麟時のエドヒガン。樹齢400年ほどと。
風雪に耐えなお、花はみずみずしく咲き乱れています。
そばにあった別の枝垂れ桜、こちらは若くて花もいっぱい。
ここから、まだ時間あるしな~ということで、少し南に下ってみました。
大町にでも行ってみるつもりで、国道148を走っていると、木崎湖のあたりで、道のわきに「居谷里湿原」という案内標識がポツンと立っていました。
なんだろう?と行ってみる。道は途中からちょっと細くなりましたが、難路でもなく、ほどなく到着。
長野県天然記念物という看板があるだけ。
ただ、休日ということで、入り口には地元のガイドさんが待機していました。
また湿原の中のガイドツアーに地元のケーブルテレビの取材が入っている、という状況で、そこだけは人がかたまって歩いていましたが。
静かです。
ここもリュウキンカ。
ミズバショウやザゼンソウ
少し遠くだったのですが、ハナノキが真っ赤になっていました。
穴場のような湿原。いい所でした。
湿原を出て、国道に戻り、まだ少し時間があったので、中綱湖を一周、歩きました。少し曇ってきてしまった。
白馬に戻り、遅いお昼ご飯。呑者屋(のんじゃえ)という居酒屋ぽいレストラン。
白馬三山を見ながら。
車を返して、駅へ。
白馬村マンホールのふた、モノクロバージョン。白馬三山とカタクリ。
同じデザインで、カラーバージョン。
ここからは、大糸線で糸魚川へと向かいます。
白馬を出た電車は、しばらくすると、だんだん平野が狭くなり、谷へと入っていきました。
南小谷着。
ここまでは、JR東日本。ここから先は、JR西日本になります。
列車も乗り継ぎ。
これが、白馬から乗ってきた電車。
こちらが、これから乗る、糸魚川行き。ディーゼルです。がんばろう糸魚川。
南小谷を出ると、線路、道路が急峻な谷の中で、あっちへいったり、こっちへいったり。トンネルもかなり多くなってきます。
トンネルの中では、まだ比較的スピードを出せるのですが、川沿いに出ると、30キロほどのゆっくりしたスピードで、列車は進みます。
ようやく駅に到着しても、ほとんど人家らしきものが見えない駅も…
大糸線。
松本~白馬間は、「田園風景と雪山」という絶景路線。
「白馬~糸魚川」は、深い山のふところをゆっくりと走る、これもまた別の、絶景路線でした!!
糸魚川到着。
新幹線の駅から、大火から復興しつつある町並みと、夕暮れちかい日本海を眺めて、帰りました。
また行きたい、白馬も、大糸線も。