2014.12
JR法隆寺駅に到着。
駅前で、レンタサイクルを借りました。
(奈良から法隆寺まで、電車はすぐ到着しますけど、駅から先、法隆寺までが遠いのね)
寒いけど、一生懸命自転車こいで、広々とした松並木の路に出ました。
もうすぐだね!?
生まれて初めての法隆寺。
南大門。
あこがれが募ります。
自転車を降りて、一歩一歩近づきながら、胸が高鳴る思いです。
中門。入り口が二間という、珍しい構造。
中に入ります。回廊。
そして金堂。
中で、数々の有名すぎる/かつ素朴な仏像を拝観。
金堂を出てきてからも後ろ髪惹かれて、もう1回、行ってしまいました。
壁画のこと、建築のこと、仏像たちのこと。にわか勉強ではありますが、頭に叩き込んできました。
雲肘木とか。雲斗とか。皿斗とか…
奥には、大講堂。990年再建。
法隆寺の仏像といったら金堂、と思っていたのですが、こちらの大講堂にもたくさんの仏像がありました。
回廊の奥に、経蔵。
反対側には、ペアのように鐘楼も。
東院へと向かいます。
東大門。
三棟造りという、珍しい構造です。
東大門をくぐると、夢殿への道。築地塀も素敵です。
そして、夢殿。
今日は中は見られませんが、いつの日かまた訪れて、救世観音を拝観したいです。
伝法堂。
東院鐘楼。
三経院。
階段では、ネコちゃんがのんびり昼寝をしていました。
ネコちゃん、そこは国宝だ。知ってるかい?
階段を登っていった小高いところにある、西円堂。
大宝蔵殿も入って、夢違観音、玉虫厨子はじめ、1400年の時を超えてきた宝物の数々を見て過ごしました。
幸い、穏やかに晴れた冬の日。静かに流れる時間のなか、法隆寺をゆっくりまわれました。
(でも、まだしっかり見られていない場所もたくさんあるなあ…)
すぐそばの中宮寺へ。
建物はコンクリ造りで、法隆寺から来ると味気ないのですが、すべては大事な宝物を守るためとのこと。
半跏思惟菩薩像は、真っ黒でツヤツヤとしているのですが、木像と聞いてビックリ。
天寿国繍図(展示はレプリカ)は、損傷が激しくて、どうもよく絵柄がわからなかったです。
法隆寺、中宮寺とまわって、その後は、法隆寺からちょっと西へ。
藤の木古墳。意外に近かった。
ここは、古墳の中を窓ごしに見られるようになっていました。
暗くてボンヤリとだけれど。
ずいぶんいろいろ、宝物が発見された古墳だったのですね。帰ってきてよくよく調べてみました。
法隆寺の前に戻って、「富之里」という小さな食堂でお昼ご飯を食べ、ふたたび自転車に乗り、さらに北へ。
法輪寺。
瓦にも「法輪寺」と書いてあります。
再建された三重塔。
様式は法隆寺とほとんど同じです。
講堂にはここにもたくさん仏像があるのですが、
法隆寺だけでもう仏像でおなかいっぱい…という感じでパス。
こうして写真で見ても、建築と同じく、法隆寺と同時代の貴重なものとわかります。
(今度またゆっくり来たい)。
法輪寺から、法起寺へと移動。
法起寺の三重塔。
新しいか当時のままかという違いがあるからわかりますが、法輪寺と法起寺の塔は、本当によく似ています。
柿食えば…という句を思う情景。
冬枯れの田んぼの中を自転車での移動で、だんだん冷えてきて、法輪寺、法起寺あたりはあまりゆっくりする気分ではありませんでしたが、もっと暖かい日にハイキングがてら、のんびり来たら楽しいだろうな~。
法隆寺駅へ戻り、自転車を返し、電車で再び奈良駅に出ました。
帰るまでに少し時間があるので、JR奈良駅からはタクシーに乗り、東大寺に寄ることにしました。
4月に来たばかりですが、1年に2回も大仏様に会う機会があるなんて♪
大仏殿の前の、灯籠。これも国宝ですよね(実際にはめてあるのはレプリカ)
で、前回行った時と同じく、二月堂から
奈良の街をながめ
法華堂で不空羂索観音像を拝観。
今回は、オペラグラスを持参したので、不空羂索観音さまの両手のあいだにはさまれた宝玉も確かめることができました!!
そして再び、戒壇堂に行きイケメンの四天王にもお会いしてきました。
そして、前回すっかり見忘れていた場所2つ、今回はしっかり行きました。
まさかこんなに早く、心残りだったことが解消できるなんて…
忘れもの その1
鐘楼。
音は聞くことができませんでしたので、これまた次回へのお楽しみ。
忘れものその2
立派な門でした。ボランティアの男性が、いろいろとお話をして下さいました。
ここは、東大寺境内の大仏殿のあたりからは、かなり離れた場所にあるのですが、やっぱり鹿の落とし物があってビックリ。
人は立ち入れない、正倉院あたりを経由して、鹿さんはお散歩に来るのかもしれません。
ここまで来たら夕方。日が暮れるのが早いし、いっそう寒くなってきました。
奈良から京都経由で帰ります。
広々とのどかで、奈良はいいなあ……また来るぞー
たくさん勉強しなくちゃ。