2014.4
1600円。
京都最古の禅寺、建仁寺。(行ったことない。)
栄西(読みは、「ようさい」)。
え~、知りませんでした。受験勉強の時に覚えた記憶がない。
今回展覧会に行くにあたって、付け焼刃で勉強しました。
平安末期、末法の世を憂い、宋へ2度、渡ります。禅(と、お茶)を日本へもたらし、天台宗の圧力にも会いますが、博多に日本初となる禅寺、聖福寺を開きます。
この聖福寺に掲げられていた「扶桑最初禅窟」(日本最初の禅寺)という額の展示も、会場内にありました。
次第に鎌倉幕府に重用されることとなり、京都に建仁寺を建立。日本の臨済宗をひらきます。
お茶については、有名な「喫茶養生記」の展示もありました(あれ?なら一度は高校の時勉強したはずだ)。
建仁寺で今も行われている「四頭茶会」ってののビデオと、お部屋をそのまま再現した展示がありました。
元祖「お茶会」ですねえ。
お茶会のやり方も珍しいものでしたが、掛け軸や香炉などの飾り物?の配置が興味深かったです。
あともたくさんたくさん、展示があったのですが…
頭の四角い栄西さんの像とか。その他禅師たちの像とか。
伊藤若冲のニワトリさんとか。若冲は、今まで現物を見る機会がなくて。初めて見られてよかったです。
いちばん印象的だったのは、海北友松(かいほうゆうしょう)の雲龍図(重文)。
実物を前にすると、その大きさに圧倒されます。
雲竜図に限らず、ダイナミックな筆の運び。
「安土桃山」という時代の寵児でもあったのでしょう。
俵屋宗達の国宝「風神雷神図屏風」もありました。
ここを出たあと、ついでに国立博物館の本館2回へ行って、尾形光琳の風神雷神図も見てきました。
写真で見ると、「そういわれれば、色が多少違うなあ…」という感じなのですが、実物を2つ見ると、写真以上に印象の違いが感じられました。
文字では表現できないのだけれど、光琳の方が、都会的な…?
この2つの風神雷神図、前にもどこかで、見比べたことがあるような記憶が。
どこでどんな展覧会だったのか、よく思い出せないのですが…
このあと、上野公園のスタバでお昼食べて、まだ元気だったので、キトラ古墳を見にいきました。
(それは、次のエントリに…)