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12:00pm
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Northern Bivd.のTakahashiさんの宅から、昨晩遅くNagisa and Yoriko宅に引っ越し。ふたりは美術学校に通う美大生。キッチンはオレンジに塗られ、二人の部屋もそれぞれブルーとオレンジに塗られた個性的なアパート。ここで12月30日までお世話になる予定。

01:30pm


SeattleのToshiからメールがあった。今日、8時のUA 1011便に乗るはずだったTets、Li-yingそして彼女の妹のLilianが寝坊して、7時半に起きてしまって飛行機に乗りそこなったとのことだった。Lilianの携帯電話の電話番号を合わせて知らせてくれたので、その電話番号に急いで電話。ちょうど次の飛行機に乗り込んで機内で携帯電話の電源を切る瞬間だったようで、このあとどうなるかを確認。もっとも、確かなことは何一つわからなかったので、取りあえずNaomiの泊まっているホテルに伝言を残すように伝えて電話を切る。なかなかみんな人任せで、ぼくの滞在先の電話番号や、彼らが泊まるホテルの名前や住所、電話番号などの情報を全く持ってきてないとのことだった。これもこの際どい電話で伝えて、取りあえず飛行場へは迎えに行かず、ホテルまでタクシーで来るように伝える。後は伝言を待ち、彼らが来るのを待つのみ。夕方からの予定が空白になり、夜10時に同じホテルに偶然泊まることになっていたFukuda夫妻と会う予定があるだけ。さて。

02:30am
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結局11時過ぎに、Fukuda夫妻と会って話をしてる間に、飛行機に乗りそこねた3人がホテルに到着し、NYでの再会を果たす。いろいろ経緯を聞いたり、翌日からの予定の話をしたりで2時頃までホテルにいた。さすがに遅いので、ホテルを出て24時間営業しているというNYの地下鉄に乗りに駅まで行く。この時間はさすがに人もほとんどいないのだが、ホームに降りると、昼間とはうって違った静けさの中にテナーサックスの美しい響きが鳴り響いていた。二人の学生か音楽家が自分たちの楽しみという感じで吹いていて、その友人らしきカメラマンが二人にシャッターを押していた。誰もいない、電車も走っていない構内は思った以上に残響があり、サックスの音が染み入るように鳴り響く。30分ほど電車を待ちながら彼らの音楽を聞いていた。ここが何処だかわからなくなるような不思議な体験だった。この日は、結局この時間目的の電車がこの駅を走ってないことがこの後わかり、駅を出てタクシーを捕まえて家に帰ることになった。そして、この冬、初めて粉雪が舞うのを見た日でもあった。