(私好みの素敵な単館系映画館にて)



『無名』2回目の観賞。

ストーリーの流れや結末が分かった状態で観た2回目は、「え、もうこのクライマックスの場面!?」と驚いてしまったほど2時間があっという間でした。

1度観たからと飽きてしまうような場面もなく、
むしろ2回目の方がググッと『無名』という世界に引き込まれ、没入して観賞することができた。


それぞれの立場や状況が分かっていると、トニー・レオン演じるフー[何主任]と、ワン・イーボー演じるイエ[叶先生]の、

描かれない部分の関係性がより浮かび上がって見えたし、
ラストも……ああいう感じで良かったなと思う。


加えて、後半のワン・イーボーの演技、表情の全てが切なくてたまらない。

『陳情令』でも、彼の語らずとも物語る瞳が素晴らしかったけど。 

今回のイエは、冷静・冷徹な強い眼差しの中の苦しみとか孤独……激動の時代に背負わされたものの重み……が胸に迫る。 


ストーリー以外のところでは、『無名』というタイトルバックがすごい箇所に入るんだな~と改めて驚いたり。

アクションシーンの音楽がかっこよかったし、主題歌も改めて聴き入ってしまったので、サントラCD出して欲しいとか思ったり。


それから、“大ヒット御礼”としてメイキング映像付き上映回がありましたが、ちょうどその回は行けなくて残念……と思っていたら。 

映画館によって違うみたい?で、メイキング映像、思いがけず見ることができて嬉しかった~。


もっとも、上映直後にメイキング映像を見るのは本編の余韻が~とも思いますが(コミカルなメイキングだと特に😅) 

とは言え、アクションシーンの撮影後にトニー・レオンが、心配するようにイーボー君の頭を撫でた時には涙が出た~。・(つд`。)・。

結果、見れて良かった。映画館のスタッフさん~ありがとうございます。


できるなら、もう1回観たいと思っているので、どこかであと1回、観れたらいいな。 

ちなみに地元付近は終了になりますので、ロングラン上映できる地域の映画館がんばってください~。