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「長歌行」(原題「长歌行」)
全49話

見たのは去年(ブログ止めてた時期)なのですが、とても面白かった!
もう一度最初から見直したいくらいですが、ちょっと無理なので思い出しながら感想を。
ちなみに劇中でイラスト(アニメーション)が使われる場面があり、なんだろう?と思ったら原作は漫画で、日本でも連載されていたそうです。


タイトルロール李長歌(り・ちょうか)を演じるのはディリラバ
政変により両親を失った唐の公主・長歌は、仇を討つため戦いの道を歩み始める。
前半は、長歌の信念が良くも悪くも勢いよく物語を動かすけれど……
憎しみに駆られた自分の行いが本当に正しかったのかと、己を見つめ直し成長してゆく。
涼やかでキリッとしたお顔立ちと、凛とした圧のないお芝居がとても魅力的だった。
(男装姿がどうしても女子にしか見えないのに周りはすんなり男だと信じるのはなぜ!とか、長歌いくらなんでも強すぎ!とか気になる点はありますが💦)


長歌と姉妹のように育った李楽嫣(り・らくえん)をチャオ・ルースー
泣き虫でか弱い女の子だった楽嫣が、苦難を乗り越え公主としての立場に目覚めてゆく姿は、まさに花が開花していくよう!揖礼の所作も美しくて印象に残った。
言動がめっちゃ可愛くて、それでいて何度も泣かされました😢怒ったり泣いたりっていう表情が、時に星風まどかちゃんに似てる!?と思える瞬間があって、余計感情移入して見てた宝塚ファンの私。

実質、ダブルヒロインという感じでしたね。長歌と楽嫣、それぞれのストーリーが交錯しながら……
私は、ヒロインに苦手意識があると物語に入りこめないのだけど、この二人は二人とも素敵で嬉しかったな🥰
それにしても、長歌は皇太子の遺児として追われる身になるのだけど、宮廷の凄絶な(後々まで禍根を残す…というような)後継者争いって男子限定で、女子だと違う道があるんだなとよく分かるドラマでした。


そんなヒロイン達を見守る男性陣がみんな精悍でかっこいい。
唐とは敵対する部族の族長の息子で、長歌とは“男同士の友情”から始まって……という阿詩勒隼(アシラ・シュン)にウー・レイ
草原の民なので、騎乗姿とか戦いっぷりとかが、とにかく超カッコいい!!
長歌を単に甘やかすわけじゃなく突き放す頑固さを持ってるのも良き。
仲間や親への情、部族の未来、色んなものを背負う彼が、要所要所でどんな決断を下すのかが物語のカギになってましたね。


“長歌の捕縛命令”と“楽嫣の護衛”と“自らのプライド”に苦悩する皓都(こうと)にリウ・ユーニン
MVP✨このキャラ嫌いな人いないと思われるほど素晴らしかった!心を鷲掴みにされました゚+。:.゚(*゚Д゚*)゚.:。+゚
物語後半、この人が主役か!?という見せ場とストーリー展開……加えて劇中の挿入歌(本人歌唱!)に感動~!!
この人だけ、また別の記事でもう少し詳しく書いていいですか。


そして長歌と楽嫣とは幼なじみで名家の御曹司、魏叔玉(ぎ・しゅくぎゅく)にファン・イールン
優しさゆえに優柔不断とか言われてるけど……自分に想いを寄せる楽嫣を軽々しく利用したりしなかった誠実さと、あのワガママ皇太子にキチッと対応できる優秀さが素晴らしい叔玉兄さん。私は好き🥰
皓都とはライバルであり信頼関係もありというバランス、お芝居のやり取りも良かった。


書ききれないけど、他の登場人物もみんな魅力があった。
なので正直、出番これだけなんてもったいない!!というキャラも何人か……
あと、誰かは書かないけどラスボスが私が好きなタイプだったので、最終回まで楽しく見れて満足。
ラストシーンも納得、という感じの締めくくりでした。

エンディング曲は「茧」(日本語表記だと「繭」)、歌唱は周深。
この人の歌声、大好きです。これから見ようと思ってるドラマの主題歌がこの人だと知ると「やった~ヽ(*´∀`)ノ」と喜んでしまうほど。本当に癒される。。。
いつか、生で聴きたいな……叶うかなぁ。