最近、気になった人の輝きをとらえて、パステルで絵を描いていて、それは匿名のインスタグラムで上げている。だんだんパステルに慣れて、特徴を活かせた絵が描けるようになってきている。

 

 

 

版画を長くやってきたせいか、パステルの絵も、私は一つの色味で描いてしまう。版画は多色刷りや、あとから手彩で色を加えることもできるけど、一つの版で作るので、一つの色味なのですね。版画と違って、パステルは気軽に色を足せるのに、もう習慣というか個性みたい。

 

一つの色味は、その人から受ける印象の色味。もうすでにその人が体現している色味のことが多いけど、赤を好んで赤の服をよく着ているのに、受ける印象か青という人がいる。鮮やかな濃い青、あるいはコバルトブルーのような鮮明な青、群青。青もその人はきっと似合う。自分でもその感覚は不思議。

 

昨日、参加していた5か月の長期講座の卒業イベントで、卒業生の仲間と表参道のステキなフレンチレストランで料理を堪能した。その最後、デザートとコーヒー、紅茶、ハーブティから選べて、ハーブティはどんなものか友人が尋ねた。給仕する人の説明は、あれとこれとそれが入っているというような、特徴のないハーブティのように聞こえた。ところが、それを聞いた一緒にいた仲間はこぞってハーブティを頼んだ。それを受けて、逆に私の印象があっているか確かめたくなって、ハーブティに変えてみた。

果たして、サーブされたハーブティは癖がなく飲みやすい、そしてというかやはりというか特徴のないハーブティであった。このお茶だったら、毎日でも飲めそうではあるけど、ブレンドされた個々のハーブの葉の持つ独特の野趣あふれる特徴はない。個性でもある雑味がなくなるのを美味しいというのかな。それならとても美味しいハーブティだった。どの料理も感動があったのに、ハーブティだけどんな味だったかすぐに忘れてしまった。後で友人に聞いたら、詳しい説明を聞いたから、飲んでみたくなったとのことだった。詳しい説明はエネルギーを放っていたのかもしれない。

 

前にも、サイドメニューのオムレツがオリジナルとスペイン風と2種類あるお店で、私がスペイン風を頼もうとしたら、お店オリジナルのほうがよさそうじゃないかと一緒にいた人に言われて、お店オリジナルに変えたことがあった。お店オリジナルと強調されたけど、一般的な普通のオムレツのことだった。スペイン風のジャガイモが入ったオープンオムレツのほうが興味があったなとそのときも思った。

 

最近、降りてきている天使の言葉は、自分を信じるということが課題だよということ。それが課題だから、繰り返し現れてくる。自信とは自分を信じるということであるとも、他から聞こえてきた。自分の感覚は私だけのものだ。色の感覚は特に極めていきたい。