中断していた九州ツーリング記。
気にはなっていたが時間が経つと、書く気力も薄れてきて筆が遠のいてしまっていた。

昨日、自宅の机の上を片付けていたとき、旅の期間中につけていた手帳がふと目に入った。
硬い緑の表紙を開くと、方眼の罫線の上に緑や青や赤のボールペンで書きなぐった文字。
そうそう、旅に出る前に、破れにくいナカバヤシの野帳と5色のボールペンを買ったんだった。
思い出してニヤニヤしながらページをめくると
そうそう、そうだった。
あの時の感動や草原を吹き渡る風の匂い、寒かった・暑かった思い出が昨日のことのように蘇ってきた。
そうだ、続きを書こう!書かなくては!
前置きが長くなってしまったこと、ご容赦を・・・
いよいよ本題の続きです。

大観峰からの圧倒的な眺めに時間の経つのも忘れそうになったが、
日が暮れる前に中岳に登らなくちゃ。
ここは帰る前にもう一度来よう。そう自分に言い聞かせながら大観峰を後に、
しか~し、ミルクロードのああまりの気持ちよさについ1往復半。
気持ちイイんだからしょうがない。

県道339から県道23号を下るワインディング、前を走る原付二種のスクーターがやたらと早い。
地元ナンバーだから慣れているとはいえスクーターでハングオンはすごい。
”このコーナーの先はどうなっているんだろう?”
一抹の不安を感じながら地元スクーターについていくのがやっと。
あっというまにカルデラの底に着いた。
無事でよかった。

下野交差点にあるGSで給油。
重くなるので満タンにはしない予定でしたが、
フルサービスのスタンドで”5リットル”とは言いにくく”満タン”と勝手に口が動いた。
私の深層にも良識というものが残っていたのかな?

スタンドの方に道を確認してパノラマラインへ・・
車が多くノロノロでしたが、おかげで景色を眺めながらのらライディングができた。
意外だったのは米塚、道路のすぐ横にあったからだ。
”あ、これね”と通過して草千里へ
草千里の手前から渋滞で中々進まない。
”ここからずっと渋滞なの??”
草千里の駐車場が満車で、入場待ちの車で渋滞していたらしい。
そうか、今日は日曜日だ。そりゃ混むよね。
混んでいるので駐車場には入らず、一瞬路駐して写真を1枚撮ってすぐに移動。
草千里を過ぎるとスイスイ。
阿蘇山頂広場でトイレ休憩。
遊覧飛行のヘリが2機バタバタと飛んでいた。
5分くらいの飛行のようだが、あれいくらで乗れるんだろう?

こんな青空だもの、きっとイイよね。



山頂に登るには200円?の有料道路を通ることになる。
ここまで来て数百円が惜しいわけではないが、
火口を見てもね・・時間がもったいないしね・・・
ということで
県道111(パノラマライン)を南に下ってR325を東へ
本当は山麓の広域農道を快走するはずでしたが、
農道への入り口を見落とし国道へ出てしまった。
しかし、国道から北を観ると阿蘇五岳の雄姿が眼前に広がる。
これはこれでよし。
R265に折れて箱崎峠へ、車のあとをノロノロ・・・これはいかん!
道路脇にバイクを止めて車が居なくなるのを待った。
何度か休憩しながら峠道・・・
おお!いい道じゃないか!峠から北側が特にいい!
車も少ない!お勧めです!
ちょっと往復させていただいて本日の宿へ向け国道57号。

なんとこの道路、渋滞が酷い。
日が傾いたとはいえ気温は30度を優に超え、
ラジエーターからの温風攻撃もあり途中のコンビニで水分補給。
熊本市内に入ると夕方の大渋滞。
そんな渋滞の中、洗面用具とUSBケーブルをを求めてドラッグストアを探して彷徨った。
そこら中にあるドラッグストアも探すと見つからない。
郊外で買っておくべきだった。(教訓)

本日の宿は水前寺近くのビジネスホテル。
市街地のビジホに泊まって人気の居酒屋で地元の味を堪能するのがいつものスタイル。
調べるとホテルのすぐ横に人気の居酒屋が・・
勇んで出かけると定休日。やられた
でもすぐそばに地鶏を扱う居酒屋。
ここで良し!迷わず入ると一人分の席が空いていた。
ここも人気店なんだ。
そしてちゃんと魚料理もある(写真は食べかけ)。へへへ・・

こりゃ人気があるはずだ。

地鶏の焼き鳥とキンキンのビール、そして美味しいお刺身をいただいて
本日の締め。満足。
ホテルに帰って・・あっという間に朝。

つづく