私が交配を始めた当初は何でも良いから珍しい花を咲かせたいと考え色々なサボテンを集め片っ端から交配をしていました。
交配自身は経験も技術も無く出来る作業ですから沢山の種が採れ沢山の新しい苗を作ることに成功しました。
これ等の苗が育って花が咲いた時から何か違うなと感じ始めました。
元々、赤や紫の濃い花色が好きだったので新たに開花した花の多くも濃い花が多く出来ました。
しかし、濃い花ばかりが沢山咲いていると魅力が無くなってきました。
そんな時に黄色や白に淡いピンクの花等が咲いているとお互いの花が目立つようになりました。
そこで気が付いたのは花を楽しむ(美しいかどうかは別の話です)には人の好みもありますが色々な花を咲かせる必要があることに何んとなく気が付きました。
そこで考えを変えて”きれいな花”を考えるのはやめ珍しい花を創れば良いのではと考えを変えました。
今まで開花した花を見ていて何となく気が付いたのが”オレンジ系”の花が少ない事でした。
そこで次の交配目標にオレンジ花を創る事に決め”赤花”と”黄花”を交配するようになりました。
しかし、このオレンジ色は単に黄色と赤をかければ出来ると言うものでは無い事に段々と気が付いてきました。
何となくですが赤に黄色をかける赤が薄くなったような”朱色”の花になる場合が多くなりました。
その後色々考えてどうしたらオレンジが出来るか試行錯誤を繰り返しましたが交配の性質上”この組合せの交配をすればよい”などと言うものは無いと言う事です。
どちらかと言うと色が混ざると言うよりいろいろの模様の組合せでオレンジ色に見える花がだんだんと出来上がってきたように思います(そもそも”オレンジ色”はこの色だと言うものが無いのを跡形気が付きましたが)。
長くなりましたがオレンジ系の七を紹介します(ここで紹介する花は既に紹介済みのものですので詳しく知りたい方は色々検索してみてください)。
J440B オレンジキャナー@
J440F ナンタリスF@
J440H ナンタリスH@
J200417-01 ウキグモ@
袖ヶ浦に接いであり1年に27花最多記録があります。
J064B サンピット@
K426A アラミダ@
K512B アラスカ@
同一株からの開花で1日遅れの花です(奥の花)。
K555C テキサスC@
L605D オカネラ@
球根にこんな花を咲かせるようなものがあった様な・・・・。
L1077A ルネスA@
N029B オークレーB@
N039C サリーC@
N315A1 エシオネアA1@
N470A エチランタ@
N470B エチランタB@
N470C ウキミント@
花色の組合せとしては素晴らしいと思いますがバイカラーではなくマルチカラーの花です。
R565A ドリーンA@
花びらにしっかり模様の入った花でこの色の組合せは良いですね。
皆さんはどの花がお気に入りですか?
今度、時間が有ったら絞り模様の花を紹介したいと思いますますが興味のある方がいなければやめますが・・・。