今年の初花です。
K556は母方がフェロックスDPF435-3ですが父方は不明です。
K556A サンファー@
母方のフェロックスは交配した記録が無いのに開花後はほとんど種を付けている不思議な苗です。
ferox DPF435
ちなみにこれが母方の花です刺は決して長胃とは言えません。
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今日は昨日とは打って変わっり寒い一日でした。
お昼ごろには霧雨のようなものも降りだしましたが濡れるほどのものではありませんでした。
植え替え終わったデッキアを棚に並べてからエケべリアを植え替えましたが鼻水を垂らしながらの作業となりました。
エケべリアの根は細いものが鉢じゅう回っていますが土を落とすと古い根は簡単に取れてしまうので根の処理は特にしません。
また、茎立ちして背の高くなった物もあり茎をカットして背を低く作り直します。
カットしたものは空鉢に入れておけば容易に根が出、サボテンより短時間で発根するので楽です。
パキフィッツムも植え替えましたが何枚か落ちた葉から根が出て小さな子供もすでに出ているものもありました。
エケべリアの葉の大きな品種は水が少ないと下葉がすぐ枯れて茎立ちしてきますので水やりは結構多くする必要があるのですが問題は冬です。
加温設備があれば冬でも水を与えることができるからよいのですが私の温室のように-8℃にもなる所では水やりができませんのでどうしても下葉が枯れてきます(成長が良いのでしっかり水やりをしていても下葉は枯れてきますが)。
こんな事もあり数年に一度は作り直しが必要です。
植え替えた中に”白鳳”と言うエケべリアの交配種がありましたが寒さに向けて肌にピンク色が入りだし大変きれいに見えます(名品の一つと思っています)。
ちなみにこの白鳳は榛名の名人作です。
あまりにも寒いので(温室の中で12℃)早帰りしました。
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5月11日の開花です。
銀紐
以下は私の交配種です。
細粒丸x赤花獅子王丸
ノトカクタスは花に光沢感がありきれいな品種でしたので交配を試みました。
この苗は母方に細粒丸(黄花)を使いましたが実生して出てきたものは黄花で刺も細粒丸の物でした。
赤花獅子王丸x細粒丸
逆に赤花獅子王丸を母方にした場合、赤花獅子王丸と同じで花は赤で刺も獅子王丸の物でした。
まだ全部の開花を見ていませんが今まで開花したものはすべてが同じものでした。
これからするとこれらの品種は母方が優性のようです。
あくまでも優性と言うことだけで遺伝情報が交わらないわけではないので繰り返して交配すれば違った結果が見られると思います。
なぜなら赤花獅子王丸が出現する理由が無くなるからです。
ちなみにある方が赤花獅子王丸どうしをかけたが受粉したことが無いと言っていましたがもしかすると同じクローンなのではと思いました。