今日はキリン団扇の台木作りの準備をしていました。
いつものことですがキリン団扇をいじっていると必ずどこかに刺が刺さりチクチクしてたまりません。
昨日カットした台木は長さが不ぞろいなため7~8cmの長さに切りそろえました。
キリン団扇は乾燥させたままだとあまり発根しません。
時々聞くのは水に浸けて発根させる方法ですが私はやりません。
なぜなら、発根させた台木を鉢に植えるのは大変だからです。
私は切り口を乾燥(1日で十分です)させ2.5寸のビニールポットに少し土を入れ普段より多めの化成肥料を入れてから鉢いっぱいに土を入れてしまいます。
土を満たした用土にカットしたキリン団扇の台木を差し込みます(3本差します)。
その後台木をさした鉢を穴の開いていないトレイに並べ水やりします。
葉が出始めたら底水状態にし水を切らさないようにします。
置き場所は何しろ熱いところが良いので高い棚の上や周りをビニールで覆ったりします。
この台木に関してはサボテンなどと思ってはならず高温、多肥料で育てることです。
それとこんな小さな鉢に3本も植える意味があります。
同じ鉢に1品種3個の苗を接ぎ失敗しても1本は残るという考えで接いでいます。
大きなプランターにたくさんの台木を植えている人がいますが台木が混んでいるところで実生苗を載せようとすると隣の接いだ苗に触れて落としたりするのでお勧めしません(完全につながってから大きなプランターに植えるのが良いです)。
交配親を紹介します。
5月3日の開花です。
H209A
H266A