棺の中のじいちゃん | 線維筋痛症とあれこれ

線維筋痛症とあれこれ

大切なお母さんを亡くし、鬱とパニック障がいは酷くなり、
山あり谷ありな人生。結婚後、義両親からの絶縁宣言。ストレスフリーな生活を目指す為に、知らない土地での生活を辞め、実家の父と旦那さんと暮らし始める。その後線維筋痛症の診断が!



朝7時
叔母からの着信
「昨夜、じいちゃんが亡くなった」


入院したのは知ってた
元気だって聞いてた
突然すぎる


叔母
「夜、病院から電話あって、ばあちゃん連れて行こうと思ったけど、ばあちゃん寝てたし、ばあちゃんに準備時間必要だから、友達と一緒に病院に向かった。でもね、私が着いて直ぐにじいちゃんは息を引き取った。突然すぎて。」


「じいちゃん、今どこ?」


叔母

「もう家だよ。今夜仮通夜」


「分かった。何も手伝い出来ないけど、お線香焚きに行っていい?」


叔母
「いいよ。じいちゃんが喜ぶ」


私は直ぐ父に電話と共に兄妹に連絡


みんな突然の話で驚き
兄なんて
「ウソ言うなや!」と。

このじいちゃんは、私達兄妹の本当のじいちゃんではなく、お母さんの叔父。

物心ついた頃から、お母さん方のじいちゃんは亡くなってたから、代わりにじいちゃんと呼んでた

 じいちゃんには奥さんが居て
私達は2人目のばあちゃんとして、ばあちゃんって呼んでる


夜に父、旦那さん、私の3人でじいちゃんの眠ってる家へ

じいちゃんは既に棺に眠ってました

私はお母さんの死後
お葬式関係が無理に

なので、仮通夜でじいちゃんとお別れを

ばあちゃんが寝室から出てきてくれて
「ありがとうありがとう
じいちゃんは、元気になって帰ってくると思ってたのに、ダメだった。。。」

気丈に話してくれたばあちゃん
ばあちゃんと暫くハグしました

ばあちゃんは、ずーっとじいちゃんと一緒に仕事してきたから、12月に入ってから
「じいちゃんに会いたい」って話してたみたい

しかし、コロナの影響で面会は禁止。

ばあちゃんはじいちゃんの死に目にも立ち会えず
眠ったじいちゃんと久しぶりの対面だった


叔母に死因を聴くと
「脳梗塞」


「じゃあ、異常出てたでしょ?
連絡来なかったの?」

叔母
「年末からじいちゃんの体調が悪くなって、嘔吐もしてたみたい。でも連絡が無かったから、そんな事知りもしなかった。」


じいちゃんは認知症が酷かったので
精神科に入院していた

そこにはCTさえもなく
おまけに年末年始と言うこともあってか?
じいちゃんは、そのまま様子見だったらしい

異常が出た時点で
転院して検査してもらっていれば
助かったかもしれない命

家族に連絡してくれてれば
ばあちゃんも生前のじいちゃんに会えたのに


もう、何を言ってもじいちゃんは
戻って来ないけど
家族としては悔しい思い


ばあちゃんには早めに寝て貰って
私達家族は、叔母が寂しくない様に
叔母の息子が来るまで
ずーっと一緒にいた

深夜1時過ぎに一旦帰った叔母の息子
がじいちゃん宅に戻って来たから
私達も最期にお線香を焚いて帰宅



コロナの影響で
葬儀も家族葬

私は何のお手伝いも出来ないし
斎場がまだ無理なので
父のみ
お通夜とお葬式に参列してもらいます


お母さん
もう直ぐじいちゃんがお空に行くよ