オムライスの思いで | 畑中晶です

畑中晶です

皆でハッピーに過ごしましょう

類は仲間を呼びます

ならば良い類に入るべく日々

過ごしましょう

黄色いふんわりした


卵のうえに真っ赤なケチャップ


今も オムライスが大好き


昔々の思い出です


結婚する前まで


花屋さんをしてました


その店の近くに


やくざやさんの親分の


お婆さんがすんでました


島の着物をゆったりきた


体格のよい女性で

いつも杖をかざして人に

さしずしてました


仕事柄 人様に怖がられてました


ある日の午後。 花屋の店に


近くの食堂から


注文もしないのにオムライスが


届きました


あの やくざやさんのお婆さんの


指示だとの事。


びっくりして


お礼を伝えにいきましたら


私がお婆さんに

顔を見るたびに声をかけるのが

嬉しいとのことでした


それからずっとオムライスが

私の昼ごはん

お婆さんがなくなるまで

オムライスの差し入れが

続きました。


オムライスを見るたびに


お婆さんの顔を思いだします


いたずらをして

杖をもって追っかけられて

逃げたこともありました


遠い遠い 思い出

昭和のよき時代でした