月組バウ『Garden Dead Schiele』観劇しました | タカラヅカ 夢の彼方へ

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月組バウホール公演

『Garden Dead Schiele』を 観劇しました




あみちゃん(彩海せらさん)バウ初主演公演です。

「えっと   あみちゃん、初主演ですよね」と 確認したくなるような  クオリティの高い 公演だと思います。

⚠️ネタバレ しています⚠️

20世紀初頭のオーストリア。
画家 エゴン・シーレの 生涯を描いた作品です。
登場人物も 実在の方がたくさん。

話もシンプルで、登場人物も 紹介があるので、予習なしでも わかりやすいです。
ただ エゴン・シーレの心情は掴みにくく、共感もしにくいので、そこは理解が難しかったです。
ラストの解釈は 観客に 委ねている所もあるのかな?と 思いました。

出演者は  半分 それも 上級生が コンサートに出ているので、下級生中心のメンバーなのですが…
見事に みんな 歌もお芝居も 上手い。ダンサーの役をしている下級生も上手い。

夢奈瑠音さん、佳城葵さん、英かおとさん 
この3人が出ているだけで、作品に厚みがあります。
役はもちろん、フィナーレの 黒燕尾の美しいこと。
役では お髭を付けておられて、イケおじなのですが、ダンスナンバーになると キラキラ輝いていて、眩しいです。

そして、新人公演主演メンバーの 瑠皇りあさんと 七城雅さんが 熱くて ギラギラしていました。
七城くんの あみちゃんへの 激しい叱責が 熱すぎて 涙出てきました。
酒場での 楽しいナンバーや 意見の食い違いで 争う場面や あみちゃんの妹の結婚式の場面など 要所要所で 3人中心の場面があります。瑠皇さんも七城さんも 歌も台詞も上手い。そしてイケメンです。
黒燕尾で あみちゃんセンターで3人で踊るところもあり、「おぉー」ってなりました。
芸術家集団の仲間の 月乃だい亜さんも 美しいお顔なのに ちょっと抜けている感じがあって 面白いです。
『ELPDIO』の バイオリニストの時も 良い味出してると思いましたが、今回も いい味だしてます。

娘役さんでは、ヒロインは ヴァリの白河りりさん。破線上でも いいと思います。
最初の登場も エゴンと抱き合った状態ですし、そもそも エゴンの作品「死と乙女」は 死(自分)に 縋りつく乙女(ヴァリ)の構図だと思いますし。
白河さんの 自分の立場をわきまえて 控えめだけど エゴンを 大きく包み込む演技と 高い歌唱力が 素晴らしかったです。
2幕の 夢奈さんのクリムトと2人の場面が好きです。

デュエット・ダンスも とても素敵で 笑顔の 2人が輝いていました。

死の幻影の役の 彩音星凪さんの 美しいダンス、大楠てらさんの お父さんの威厳が 印象的でした。

場面としては、1番印象に残ったのは、1幕ラストの 裁判の場面です。お父さんの大楠てらさんが とても大きく見えました。(実際大きいのですけど)

登場人物(敬称略します)
エゴン・シーレ  彩海せら
ヴァリ(モデル エゴンと同棲する) 白河りり

アドルフ・シーレ(エゴンの父 鉄道員)大楠てら
マリー・シーレ(エゴンの母)桃歌雪
レオポルド・ツィハツェック(エゴンの伯父)佳城葵
ゲルティ・シーレ(エゴンの妹)澪花えりさ
少年エゴン  静音ほたる
少女ゲルティ 八重ひめか

グスタフ・クリムト 夢奈瑠音

アルトゥール・レスラー(記者 パトロン) 英かおと
エーリヒ・レーデラー 真弘蓮

死の幻影 彩音星凪

新芸術集団メンバー
アントン・ペシュカ(エゴンの妹と結婚)瑠皇りあ
マックス・オッペンハイマー(画家)七城雅
モア・ナイミュール(タヒチの踊り子)羽音みか
ドム・オーゼン 月乃だい亜

ハルムス夫人(夫は鉄道員)梨花ますみ
アデーレ・ハルムス(エディトの姉)菜々野あり
エディト・ハルムス(エゴンの妻となる)花妃舞音

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