「かぐわしき余韻の記憶~演出家・柴田侑宏の美学」 | タカラヅカ 夢の彼方へ

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柴田侑宏先生の 一周忌にあわせて 放送された番組

「かぐわしき余韻の記憶~演出家・柴田侑宏の美学」

柴田侑宏先生の作品の楽曲や 場面が たくさん流れ、出演されたOGさんや 現役の 皆さんが 柴田侑宏先生を忍んで 先生への想いや エピソードなどを 話して下さった番組でした。

柴田侑宏先生の作品の魅力は 人物造形で、主役は1本筋が通っている。そして娘役が とても魅力的です。
ヒロインだけでなく、2番手3番手の娘役が ヒロインとは違った 魅力のある役なんですよね。
『哀しみのコルドバ』のアンフェリータ、『仮面のロマネスク』のトゥードヴル夫人、
『バレンシアの熱い花』のマルガリーテと シルビア、『琥珀色の雨にぬれて』のフランソワーズ  など

台詞の美しさも よく 言われますね。
汀夏子さんと 高宮沙千さんの『星影の人』、麻実れいさんと 遥くららさんの『うたかたの恋』の場面や 高汐巴さんと 若葉ひろみさんの『琥珀色の雨にぬれて』など 初演の映像が たくさん流れたことに 感動しました。

私は、最初に観た『星影の人』の 台詞ひとつひとつが 大好きでした。総司が 「『生きるときめき』を知った」と歌う主題歌が好きで、「今夜の私は強いですよ。さっきひとつ得とくしたばかりだ」とか「2年か・・・忙しいな」など  子どもながらに 心に響いてきていました。一気に 汀夏子さんと 柴田侑宏先生のファンになりました。
『あかねさす紫の花』の 万葉ロマンに 心ときめき、山本周五郎さんの原作の作品に 涙しました。

明日海りおさんは 再演の公演に 出演さるていることが多かったのですが、『アルジェの男』のアンリは 初演から 書き足して 歌唱も増えて 当て書きのようでした。
明日海さんは この役について柴田先生と お話をしたエピソードを話されていました。

私は、明日海りおさんのファンになった時 『星影の人』の沖田総司や 『あかねさす紫の花』の大海人皇子の 役を熱望していました。姪は 『新源氏物語』の 光源氏が いいと言っていたので、『新源氏物語』ご 決まった時は とても喜んでいて「もう退団決まってもいい」とまで 言っていました。
私も 『あかねさす紫の花』の大海人皇子が決まった時は 狂喜乱舞してました。

退団前に 華優希さんがトップ娘役さんに決まった時は「『うたかたの恋』の再演 できるやん」と、思ってしまいました。

ヤンさん(安寿ミラさん)の 退団公演の演目のことや 杜けあきさんの 『忠臣蔵』の 最後の台詞のエピソードなど 貴重なお話がいっぱいありました。

何度も観たい番組です。