花組「ポーの一族」ナウオン・ステージ その1 | タカラヅカ 夢の彼方へ

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宝塚ファンです。花組 明日海りおさんを応援しています。

花組大劇場公演

「ポーの一族」

ナウオン・ステージ

 

赤薔薇出席者赤薔薇

エドガー:明日海りおさん(りおさん)

シーラ:仙名彩世さん(ゆきちゃん)

アラン:柚香光さん(れいちゃん)

ポーツネル男爵:瀬戸かずやさん(あきらくん)

クリフォード:鳳月杏さん(ちなつさん)

バイク・バイク4世:水美舞斗さん(マイティ)

 

赤薔薇「ポーの一族」が舞台化されると聞いた時は?

りおさん:感動というか・・・えっ、できるのかな?っていう すごく 驚きがあったのですが・・・皆さん、どうですか?

ゆきちゃん:漫画を見たことがなかったので、お話をいただいてから いろんな資料をしているなかで、どこの場面を抜粋されるのか、どうなるんだろうという気持ちで いっぱいでしたおねがい

りおさん:はまるところから 始まったというか・・・読んで夢中になることから始まった感じですウインク

れいちゃん:「ポーの一族」を上演しますと発表があったときに 反響がすごくて。花組生の中でも 天真みちるさんは「あの『ポーの一族』を」ってすごく、おっしゃられてて。ファンの方の中でも 反響があったので、こんなにもたくさんの人に愛されている作品なんだと感じた印象がありますウインク

あきらくん:先生の伝えようとするメッセージに 胸をギュッとされる不思議な感覚に 読めば読むほど のめりこんでしまいました。

りおさん:「ここの話が好き」とか「ここの話が好き」とか いろんな人が言うのよラブラブ

あきらくん:漫画について語るのも面白かった。

ちなつさん:ファンタジーの部分と 私たち人間が演じたら 結構深刻な人間ドラマがある漫画だなぁと印象受けたので、小池先生も念願の作品ということで、どんなふうになるのか楽しみにしておりましたニコニコ

マイティ:小説の如く すごく見入って なかなか いい意味で進まない。戻っては進み、戻っては進むというのを繰り返し、こんなに読むのに時間かかったの初めてで 大切に読んだのですが、どう小池先生が構成されるのかなというワクワクが楽しみで仕方なかったですウインク

 

赤薔薇ポスター撮り と 制作発表のエピソードや それを見た感想

りおさん:原作があるので、「これに するぞ」っていう目標があったので、なるべく近づけるように鬘あわせだとかメイクとかは いつもより回数を多くテストをしてから本番に臨みました。どうですか?

れいちゃん:制作発表で 初めて照明があたって 音楽が流れて 改めて見た時に なんて魅力的な世界観で「ポーの一族」の作品ならではのオーラを感じた印象がありますラブラブ

ゆきちゃん:ひとつのものに 向かって全てが進んでいる感じがしました。

りおさん:その頃、みんなは絶賛稽古中でしたが・・・

あきらくん:ネットのニュースで流れて、みなさんと同じように私たちも観たんですけど、写真だけでエドガーの妖しさとか・・・ああこの顔、漫画でしてたっていうカットがたくさんあって、なんでまんま再現できるんだろうって。このエドガーに毎日会えるんだって思ったら、すごいワクワクハートして 自分も しっかり作っていかなきゃって。画像ひとつで引き込まれました。

ちなつさん:立体的になったときの想像が できていなかったので、重厚感とか世界観がお三方を通して見えてくるのは楽しみだなあと思いましたし、今までの宝塚で感じたことのないような眼からの衝撃がありました。

マイティ:「はいからさん」のウォーミングアップ中に このポスター目の前で、明日海さんエドガーが目の前にいながら 吸いよせられながら、漫画がこんなにリアルになるんだっていう感動しかなかったです。

 

赤薔薇お芝居について

りおさん:最高のバイブルが・・・正解が・・教科書があるので・・・萩尾先生のおかきになった。そこを目指すのみというか・・そして小池先生が、ちゃんと来るべきところで心情が爆発するように 美しく作ってくださっているので、私はホントに苦労というよりは どれだけ役に身も心も投げれるか みたいなところが 大きかったかなって思うんですが。唯一アランとエドガーの関係性だけは・・私たち先もしっているじゃあない?色んな視点から見た 色んなエドガーとアランっていうものの見方みたいなものを この作品だけのものと 小池先生の考えていらっしゃるものと ちょっとズレが私は あったので、その部分を修正しながら つくりましたが、みなさんは どんな点が苦労でしたか?

ゆきちゃん:一番大切にしたいなと思ったのが、一族への愛。そこをいかに核としてもっているか。それによって彼女らの行動が変ってくると思うので、一族への愛を 稽古中は考え続けました。

りおさん:バンパネラってどうなのかな?っている話をずっとしたたよね。こういうとき どうするんだろうねって。結構リアルにね。生活費のこととか(笑)

あきらくん:資金源はどこから?って。

りおさん:こうなった場合はどうするんだろうって。

ゆきちゃん:全てが漫画に描かれているわけではないところもあるので。萩尾先生にお会いしたときに質問もできて、想像も膨らませて作る過程が楽しいなって思いました。

あきらくん:人でないものを演じるというのはどういうものなんだろうな とか、何を自分の中で核として軸として、何を信念もって彼は進もうとしているのか?と、いうところを漫画や台本から探す作業が意外に大変で、みりおさんとも お芝居する時に ずっと怒っているじゃあないですか。似た場面が続くから変えていかないとねって言っていただいて。ただ単に怒るじゃあなく怒る理由もあるじゃあないですか。時を経て まだエドガーがひっかかっていたりとか、前に進めない思いというのも わかりつつバンパネラである誇りとか そういうものを持っている それを絶やさない・・・そこを強く持っていないといけないなというところに辿り着いたので、わからせられるように しっかり 「こらムキー」って言いながらも伝えているのかなとか、存在でみせているのかな・・と、思ったり。途中で家族の歌歌う時とか。

りおさん:絆。あそこがね。

あきらくん:そう、グッとくるんですけど。それがたぶん核で。悪者にみえるじゃあないですか、1幕とか。怖いもの。自分たちは悪いことしていると思っていなくて。生き延びるために・・その誇りと血を絶やさないために自分の正当性みたいなものを探したり理由づけするのが難しかったですね。

りおさん:人間どもは いかがですか?ニコニコ

れいちゃん:エドガーという存在に対して アランという人物がどうあるべきなのかというのはずっと 課題として考えていたのですが、「魂の絆」という場面があるのですが、エドガーがバンパネラと気付いて そのことを打ち明けて1回目に「僕たちの仲間になるか?」ってエドガーに言われるナンバーの場面ですが、対照的な性格の色をもつ2人が魂から惹かれあうものを持っている2人っていうのをお客さまに感じ取っていただけるようなアランでありたいなというのは課題として持っていました。

ちなつさん:クリフォードのキャラクターとしては原作ではジェインという存在がありながら かなりプレイボーイ感が溢れていて、理解できないこの人って思っていたんですけど、宝塚バージョンでは、ジェインとの婚約式の場面で 2人の馴れ初めを歌うルンルンところとかあって、マイティも歌っているように「誠実な男だ」みたいに書いてくださっているので原作の兼ね合いが難しいなと感じることが多々ありますが、優秀なバンパネラの方たちに狙われるくらいだから選ばれてる訳だから(笑)。限られた人生を謳歌している姿が生き生きとしていて汚れていない誠実さみたいなものを大切に演じたいなと思いました。エドガーとかバンパネラの方たちの苦悩とかを当たり前のように受け止めてしまっていますが、バンパネラと気付くところが 受け入れられない新鮮さを大事に演じたいなと日々思いながらやっております。

マイティ:全然狙ってもらえなかった人間を演じておりますウインクが、漫画には同級生として 少ないページですが、ほとんど 小池先生が「オリジナルキャラクターとして作った」と、おっしゃっていたので、漫画からヒントはほとんどなかったので、小池先生に言っていただいたこと全てで役作りしていったんですけど、エドガーには一瞬、見逃すんじゃあないのぐらいの一瞬だけで。ブラックプールのときに男爵たちがアボットさんに移動させられたときに一瞬(眼鏡を上げる振り)「あっ」って見るぐらいで、一瞬の絡みしかないんで、バンパネラさん的にどう映るかみたいなところを 客観的にみておかないと編集長としても 入り込みすぎても違うし 違う役をこのひとつのお話で演じる難しさがあります。置いていかれている感満載で、どうしようと思いながらやっていたんですけども、楽しんでいますニコニコ

りおさん:よかったです。

あきらくん:制服、可愛いよね。

りおさん:なんか制服がね。

れいちゃん:可愛いらしい制服ね。

りおさん:リボンとかね。

れいちゃん:大きい襟がついて。

りおさん:恥ずかしい。

みんな:似合っている。

りおさん:2個目の制服、いい色だよね。ブレザーの。絵に忠実に再現されていて。みんなも可愛いよね。がきんちょもだし。学校とか、「足をどけろ」「どの足だよ」わーーーって、エドガーをかつぎあげるまでの至るまでのみんなが すごい必死で。「わぁーーーー」「わぁーーー」って、ずっと わぁわぁ言って、ずーーと こうやって足踏みしててニコニコウインク爆  笑

れいちゃん:青年の前の少年役もされていますものね。

りおさん:少年がね、かなり勇気が要りました。初日。だって、襟にプラス フリルにリボン。

あきらくん:フリフリですね。

りおさん:そうなんだよ。ここにも(袖口)ついてて。かなりね。

れいちゃん:体育座りで。

あきらくん:あのときの キョトンとした顔から キングにやられてからの眼の強さが変るので、そこが一緒にお芝居していて おもしろくて。

りおさん:意思のはっきりとした子だと思うので、優しさもあるけど それは貫きたいなと思います。

 

 

赤薔薇出席者以外の役の方のエピソード

りおさん:うちの家族としては・・・拾ってくださったのは組長さんの演じておられる老ハンナさん。素敵な おばあちゃまでしょう。ハンナさまと一族が呼び起こすキング・ポーを専科より一樹さん。初めてヒロさんがお稽古に参加された時の「うるさーーい」っドンってやったとき 全身の身の気がよだった。ドゥーーンって。すごかった。なんか空気をつかまれるエネルギーとか、一族の血を絶やしてはならないっていう自分に向いているエネルギーみたいなものも すごくて。ヒロさんの 普段はすごっくおもしろくて お優しいけど 圧みたいなものを感じます。あと家族は 華(優希)ちゃん。メリーベル(れいちゃんに)嫁にしようとするよね。

れいちゃん:婚約をしてくださいって、つい言ってしまうぐらい。

りおさん:「なぬ」 兄としては。

れいちゃん:会うの2回目で 言っちゃいますもんね。

りおさん:しかも そのとき なんかネグリジェみたいな姿が・・・

れいちゃん:かわいいニコニコラブラブ

あきらくん:何を着ているの?

りおさん:私、毎日 驚く。毎日 驚いて。「いたの」みたいに出てくるじゃあない、パジャマで。すっごい ビックリしてしまう。可愛くて。ほかに係わり合いのある方々。(ちなつさんに)お嫁さまとお父様。

ちなつさん:義理のお父様が 専科の飛鳥さんで、婚約者が桜咲彩花ちゃんで。ながさんとの 距離感が義理のお父さん的な感じで、お父さんというよりは 義理のお父さんという感じがするんですよね。すごくそれが心地よくて。べーちゃんも 大人しいキャラクターとして描かれてますけど、しっかり芯がある女性っえいうのを演じてくれているので楽しい(首かしげる)。はい、はい。

あきらくん:アランの家は個性的だねぇ。

れいちゃん:トワイライト家、アランのお母様を演じてくださっているのは 花野じゅりあさん。本当にお綺麗で。

りおさん:綺麗。なんか親子っぽいよね。

れいちゃん:ハロルドを演じられている天真みちるさん。叔母を演じられる鞠花ゆめさん。長女のマーゴットを演じる城妃美伶ちゃん、次女を演じる 春妃うららちゃん、長男を演じる糸月雪羽ちゃん。みんな個性が豊かでアクが強くて圧が強くて。みなさんオフでは和気藹々と優しいんですけど、袖であうと攻撃的な圧をかけてくださるので、すごく孤独を感じながら毎日舞台に立っています。

マイティ:降霊術の人は2幕はほとんど一緒にいます。マダム・ブラヴァツキーを演じていらっしゃる芽吹さんはじめ 冴月さんと菜那さんと羽立さんと。すごいです。現代のほうでは 和海さんと華雅さんと 綺城と4人で 進行係りといいますか。

あきらくん:漫画の登場人物が オズワルドとかユーシスだったりだとか プロローグでグレン・スミスが出てきたり。漫画読んでいる人だったら一緒に楽しんでもらえるし、読んでなくても こういうことが あったんだって先生が上手くつくっているし。魅力的な流れになっているなって、すごく面白いですよね。