11月16日(木曜日)都内で制作発表が行われました。(記事を簡単に写してみました。)
小川理事長の挨拶
「宝塚が104周年を飾るに相応しい大作にご期待頂きたい」
パフォーマンス
エドガー(明日海りおさん)が暗闇の中に真紅の薔薇を手にして登場。
「ポーの一族」(太田健さん作曲)の歌唱披露。
シーラ・ポーツネル男爵夫人(仙名彩世さん)と アラン・トイライト(柚香光さん)も加わる。
途中から 仙名さんのスキャットで明日海さんと柚香さんが踊る。
「我らは一族~ 時を越え 生き続ける ポーの一族~」
明日海さんが 一人残って、「悲しみのヴァンパネラ」を熱唱する。
滅びるからこそ美しい世界で、永遠に生き続けなければならない宿命と、悲しみを歌う。
トークショー形式の会見(司会:中井美穂さん)
原作者の萩尾望都さん、脚本・演出の小池修一郎さん、明日海りおさん、仙名彩世さん、柚香光さん
薔薇が飾ってある丸テーブルを囲んで二人ずつが 並んでいて 新鮮な感じ。
萩尾さん「この世ならぬ者を見て、ちょっと頭がボーッとなってしまった」
小池先生が、萩尾さんに いつか宝塚で『ポーの一族』を上演させてください」と直訴したという、秘話を披露した。
萩尾さん「宝塚で、小池先生が作ってくださるのならば、いつでも『ポーの一族』を上演してくれて良い、と言い続けていたので、私はむしろずっとこの日を待っていたのです!」
小池先生「「ポスター撮影の明日海を見たスタッフが何十年も待ったかいがありましたね、と言った。僕もそう思う。明日海がやるこの日のために、運命の神が、それまでやらない状況を作ったと思った」
明日海さん「原作を読めば読むほどその魅力にとりつかれています。オーラがあり、少年なのにセクシーでもあり、それをどう私の佇まいで表現していけるか。子供の姿であっても何百年の時を経ていくのだから、周りの少年たちとは全く別の感情が流れていると思うので、ヴァンパネラになってしまったことで、彼が失ってしまったもの、その悲しみを表現したいです。長い時を経た深くまろやかな部分のある少年の声を作れたら。漫画は音声がないのでイマジネーションをフル活用しています」
仙名さん「シーラは大変美しい貴婦人であり、小池先生にも情熱的で妖艶な女性と言われているので、それを表現したいですし、自ら愛に生き、ヴァンパネラとなる選択をしたシーラの強さや、ポーツネル男爵とエドガーが度々衝突する、そのエドガーの悲しみに寄り添う母性も表現していきたい」
柚香さん「アランの第一印象は、真っ直ぐで純粋な人だなというものでした。その中で彼の生い立ちからくる孤独や、救いを求めているエネルギーと、それを敢えて見せまいと意地を張っている部分も含めて、彼の色々な魅力を大切に表現していきたい。宝塚ファンの方にも、原作ファンの方にも喜んで頂ける作品になるよう、心をこめて役に向き合いたい」
原作作品の中の「ポーの村」「メリーベルと銀のばら」「ポーの一族」から編み出されるという、宝塚版『ポーの一族』
小池先生「全員を納得させることは難しいかもしれないですが。今の宝塚、花組ができる最善の作品にしたい」
スカステのニュース、月曜日のラインナップにはありませんでした。