通勤途中の楽しみの一つが、熊本城を眺めることができること。

 

 私が働き続ける目的の一つに、「通勤途中の楽しみ」というのがあるかもしれない。

 

 路地から撮った下の写真では、遠くに熊本城の天守閣が見える。ここの風景が、私は好き。

 熊本市中心街には上通りと下通りというアーケード街がある。ここは、上通り。

 天守閣を望んで、右側に長崎書店が見える。長崎書店は歴史のある本屋さんで、創業は明治時代らしい。屋根の上には、かつては時計が入っていた時計台(の跡)がある。

 

 

 

 今、全国の本屋さんの経営が厳しいと聞く。長崎書店も、経営の関係かどうかはわからないけれど、この数年で気づいたら店舗面積が狭くなっていた。一部分にテナントが入っている。

 

 私は本が好き。経済的な面から、できるだけ図書館で借りないとと思うけれど、本屋さんの前をなかなか素通りできず、通勤途中に寄り道してしまう。

 長崎書店は、本の選び方が好き。「心に響く本」「厳選」がキーワードな感じ。書店員さんの意思を感じる。どんな人たちがどうやって本を選んでいるんだろうと思う。エクセルの表計算だけで決めてるわけではないなあ。

 

 私は自分の本棚には、その時、気に入っている本だけを並べたいから、並べていたくない本はわりとコンスタントに古本やさんに出すのだけれど、長崎書店で買った本は捨てたくない本が多い。ずっと持っていたい、何度も読み返したい本が多いということなのかもしれない。