先日、自然薯農家さんを訪問した際に、大変興味深い話が聞けましたので紹介したいとおもいます。
目次
- 連作障害とは?
- 自然薯の連作障害とは?
- 自然薯の連作障害を防ぐには?
- まとめ
連作障害とは?
連作障害が生じる原因は単一ではありませんが主な原因の一つに、土壌中の養分バランスが崩れることが挙げられます。同じ野菜を同じ場所で栽培することで特定の栄養分の吸収が進みます。それにより土壌中の養分に偏りが生じると、野菜の生育に悪影響が及ぶようになります。微量要素(鉄やマンガンなど)の欠乏によって生じる生育障害もあります。
特定の作物は「肥料食い」として知られています。肥料食いの作物は肥料を吸収する力が強く、肥料が切れると生育に影響しますが、成長に合わせて定期的に追肥を行うと大きく生長していきます。そんな作物だからこそ、連作で特定の栄養分をぐんぐん吸収し、連作障害が起こりやすい土壌環境にしてしまうのではないかと考えます。
自然薯の連作障害とは?
では自然薯の連作障害に絞ってみてみましょう。基本的には他の作物と同じように特定の栄養分を吸収しすぎて奇形、病気、生育不良といったことがあげられるようです。
自然薯の連作障害を防ぐには?
連作障害を防ぐ方法としては大きく分けて2種類の方法があるようです。
その1、化学肥料を用いて土壌のバランスを整え連作障害を防ぐ
その2、輪作をする。輪作とは作付けする作物をローテーションして、連続して同じ作物を作付けしないようにする。
訪問した農家さんでは自然薯→自然薯の苗→さつま芋→家畜の飼料(草・トウモロコシなど)→米→ジャガイモというよう に6年から7年かけて畑を回しているようです。とんでもなく広大な土地が必要ですね。
まとめ
農家さんの話によると科学肥料を用いて自然薯を連作すると粘り気が強い自然薯が出来ることもあるようです。反面輪作をすると土壌に栄養がたっぷりあるのでみずみずし粘りの緩い自然薯が出来上がることもあり自然薯作りは奥が深いと聞きました。
華花で提供している自然薯は農家さんが愛情をたっぷり注いで育てた栄養たっぷりの自然薯です。是非ご来店お待ちしております。