うちの家は子供の頃から地獄でした。
だけど子供が地獄だと感じたら、
「それは自分の性格が悪いからだ、
両親は一生懸命幸せな家族を作っているんだ
幸せに感じない方がおかしい」
と言われました。
両親からされていたことは、
過干渉、人格否定、性的虐待、情緒ネグレクト、
面倒事を親の肩代わりする便利な道具・サンドバッグとして扱われることでした。
私は自己否定的に育ちました。
気づいたら、
「生まれたことは両親の迷惑であり、
せめて迷惑をかけたお礼に、
自己犠牲的に親の言うことを聞かなければならない」
と思うようになっていました。
大人になって精神を病み、働けなくなって、
怠惰だと責められ続けました。
我が家にとって、どんな事情でもお金を生み出さず消費だけするものは、
迷惑な存在なのです。
働いては休み、働いては休み、
ろくに働けない私は両親から根性なし扱いでした。
しかし仕事、職場というものは、見渡す限り
人、人、人。
人の意向を汲み取り、怒らせないような言動を
先読みして出来なければならない。
出来なければ悪態を付かれる。
最初は良い人が多かったはずの職場でも、
必ずこの構図になる。
私にとって仕事は、
家族との地獄が一番投影される世界でした。
両親同様私を貶し散らかす妹に、
外見やファッションセンスを
こきおろされつづけました。
「そんなんだからしょうもない男にしか好かれない」
「そんなんだから結婚できない」とも。
私は毎日否定され続ける苦しさ、
精神疾患で他人が怖いのに明日も仕事に行かなければならず逃げられない、
私はとうとう自殺を図りました。
けど死ねませんでした。
途中で怖くなって、
精神科の薬を、100錠以上飲めなかったのです。
そこから、家族の私への当たりはさらに、
苦しいものになりました。
家族は私を苦しめたことを反省するどころか、
家族に迷惑をかける人としか見ませんでした。
母親に至っては、
「一生懸命育てたのに娘にこんな仕打ちをされる私可哀想
私の育て方が悪かったとこんな形で示されて私可哀想」
という思考になり、
自ら精神科に入院したり、私に世話をさせたり、
被害者ヅラの暴挙に出るようになりました。
私はそれを機に家を出ました。
そのうち、家族親戚とも縁を切りました。
何年もかかって、
少しずつ少しずつ、傷と向き合っています。
ですがいまだにフラッシュバック、
睡眠障害、対人恐怖、
家庭内で染みついた
自己犠牲をしていないと罪悪感を感じる生き方に
苦しんでいます。
仕事はまだ出来ません。
もう一生、外に働きに出るのは無理かもしれません。
あまりに家族の投影がきついです。
さて、
両親は今実家であのまま暮らしているようです。
父がSNSに写真を載せています。
私の部屋は父に占領されています。
私が家を出る前から、
私の部屋は父が使うことになるからと
言われていました。
父の投稿には、私が子供の頃の家族写真、
父目線の家族の幸せエピソードが載せられています。
フォロワーの方から
「羨ましい」「自分もこんな家族が欲しい」
「サクセスストーリー」なんて、褒め称えられています。
娘から絶縁されているのに、
滑稽ですね。
もちろん、投稿に「現在は娘から絶縁されてます」
なんて、書かれていません。
長年見てきた父の性格を思うに、
絶縁されたという感覚すらないのだと思います。
「うちはいい家族で、娘は一人暮らしがしたいだけ。
昔から私たち両親を悪く言うけど、
あの子は昔から被害妄想で、
長い反抗期をしているだけ。」
父の脳内はおよそこんな感じだと思います。
嘘をついている自覚すらないから、
フォロワーさんも、
「家族思いの良い夫、父、が出来ている人」
と捉えていらっしゃるのでしょう。
なんとも滑稽です。
母は、世間体を異常に気にしますから、
色々バレないように、SNS等に姿を現さず、
息を潜めています。
父の投稿を見るに、相変わらず体調不良を訴えて、
みんなに心配してかまってもらいたがっているようです。
要するに、自分がやったことは全部棚に上げて、
「娘に絶縁宣言された私可哀想」
から抜け出せないのだと思います。
実は家族の中で一番、私を苦しめているのは、母です。
「あなたのため」「育ててやったのに」が口癖、
「私はバカで出来ないから賢いあなたがやってくれて当たり前」思考、
外面は良妻賢母、
こんなに良い母親なんだから、
弱くて何も出来ない母親がここまで頑張ってるんだから、
母の思い通りにならない子供の方が悪い、
親への感謝が足りない、と
子供に罪悪感を植え付ける天才だからです。
罪悪感は、精神疾患の一番の原因です。
あからさまに理不尽に殴る蹴るをしてくれた方が、
こちらも毒親認定しやすかったです。
母親は、自分をバカだと語りますが、
私はこんなに狡猾な人、他に会ったことがありません。
本人には自覚がないのもまた、気味が悪いです。
妹は、メイクやファッションを人に教える仕事を続けているようです。
SNSでは女性たちに結婚論、夫婦論、仕事論、人生論まで説いてます。
姉を自殺にまで追い込む性格の彼女が、
人様にどんな精神論を説けるというのでしょう。
反吐が出ます。
うちの家族が外に発信するのが好きな人が多いため、
私はSNSと、実生活がいかにかけ離れたものか知ることとなりました。
その人の人となりも、
SNSでどんなに立派に見えても、
実態は分かりません。
SNSをあまり信じなくなりました。
今日こうして私が書いたことは、
何年も前から言葉にしたかったけど、
出来事と感情の整理がつかず、
言葉にすらならなかったことです。
淡々と書きましたが、
私も人間ですので、
はらわたの煮えくりかえる思い、
この人たちの不幸を願ってしまうやるせなさを
感じています。
今日、日記にできたことは、
一つ前に進めたことになるのかなと思います。
