世の中の人のアドバイスって


苦労させ癖があると思います。


死ぬほど辛い状況の人に


「世の中そんなものです」


「辛いのが当たり前です」


「皆んなそうやって生きてます」


とか言いますよね。


その人がどんな状況で、


どれくらいの努力を


どのくらいの期間やってきたかも


知りもしないで、


単純に


「まだまだ修行や忍耐が足りない」


と結論づける人。


最近思うのは、


こう言う人と、


死ぬほど辛いことを耐えてきた人って


世界線が違うんだと思います。


前者は、


自分のため→人のため

楽をする→真面目にやる

辛くても頑張る→努力が実る


こういう順番で学ぶ世界線。

子供の頃は自分の好きなようにすることを学ぶ。

見守ってくれる愛が周りにある。

大人になるにつれて

全ては自分の自由にならないことを学んで、

その中でも1人じゃ得られない幸せを学ぶ世界。



後者は、


人のため→自分のため

真面目すぎる→力を抜くことを覚える

努力しすぎる→自然の流れに任せることで上手くいく


こういう順番で学ぶ世界線。

子供の頃から大人に合わせることで

生存権が与えられる。

自由に感じたり考えたりすると怒られる。

大人になっても他人に逆らうことが怖い。

大人になるにつれて自分の感情や感覚を知り、

人生のハンドルを

自分で操縦する楽しさを知る世界。



この世界戦が違う同士が話すと、

同じ言葉でも指してる意味が違いすぎて

まるで通じないです。


前者には、後者のような

他人にいつ殺されるかわからないような

漠然とした恐怖はそもそもないので、

後者の身を守る姿勢は

生きていく上で必要なことから

逃げているようにしか見えないのでしょう。


後者は前者にきつく言われることで、

殺されるような日常を耐えることしか、

生きる術はないのだと自分を追い込んでしまいます。

耐えられないのが悪い、

耐えられない程自分が弱いのなら、

のたれ死ぬしかない…と。


前者の中には、

本当は後者で、ただ前者のふりをして生きている人もいます。

ただ他人に厳しく当たることで、

自分が上手に生きられるマウントを取りたいとか、

本当は自分も辛いので一緒に不幸で居続けてほしいとか、

そんな感情を持っている人もいます。

多分本人は気づいていないでしょうが…。


ここで、大きな声で言いたいです。


後者の皆さん。

自分が後者であると

自覚している皆さん。


もう、苦しいのが当たり前って思うのやめませんか?


職場には嫌な人がいるのが当たり前。


仕事は厳しいのが当たり前。


人生なんてそんなに楽しいことばかりじゃないのが当たり前。


家族なんだから何があっても縁は切れないもの。


人なんて、信じられないのが普通。


恋人だって夫婦だって、

ラブラブなのは最初だけ。

あとは我慢の連続。


こんな言葉を鵜呑みにして、


ただ耐えるだけの人生にするしか、


本当に生きる道はないのでしょうか?



こんな言葉を投げかけた人は、


本当に私たちが思うような苦しみと同等の苦しみを、


本人も感じながら生きているのでしょうか?



厳しい言葉しか吐かない人は私たちが思うより、


本当はもっと楽に楽しく生きている可能性はないですか?


私たちが思うより、


人は自分を大事にして甘やかして生きています。


そして自分がやってもいないことを


さもやっているかのように言って、


他人に指図することがあります。




私たちの世界線は、


もっと創意工夫して


幸せの在り方を追求してもいいんじゃないでしょうか?


特別嫌な人がいない職場、


仕事は楽しさと達成感に溢れている、


人生は基本がイージー、ハードはたまに。


家族でも合わないならお別れしたっていい。


人を信じられる、安心感を知っている。


恋人も夫婦も、ずっと仲良くいられる。

喧嘩をしても仲直りの仕方を知っている関係性。


これらをちゃんと実現して生きている人も


ちゃんといるんだから、


人より苦しむのが基本の私たちが、


更に苦しみ続けて生きる必要なんてないでしょう。





最後に一つ。


頑張っていないといけないって、

誰が決めたんでしょう?


私は人一番努力をしてきたし、


それが身を結ぶときも結ばないときも知っているから余計思います。


したい努力、

結果が出そうな予感のする努力なら

思う存分したらいいと思うけど。


特に意味がなくても、

努力とか継続がもてはやされて、

楽に結果を出せたことや、

生まれ持った才能で楽しめることが、

ダメみたいに言われるの、

どうしてなのでしょう?


頑張っていなくても幸せを作れるなら

頑張らなくていいし、

何なら、

頑張らないで幸せを作れるようになりたいです。


頑張るって、

「頑なに張る」って、そんな無茶は

何十年も続けられないですからね。



ウインク