昔、何かをしてもらいたいのが恋、


何かをしてあげたいのが愛、


と教わった。



実感を伴わないまま


字面で覚えた愛の定義は


私の中でずっと違和感があった。


今、


私がこれまでの人生を通して学んだ


実感を伴う愛を


悲しんでいる人に


苦しんでいる人に


淋しい人に


全人類に伝えたい。



愛とは


生きていていいんだよ


という気持ち。



生きていることを肯定するという意味はもちろん、


恨み、憎しみ、苦しみ、後悔、羞恥心etc.…


生きている人がその人自身から無くそうとするものさえも


あっていいんだよ、


あって当たり前なんだよ、


存在していいんだよ、


というのが愛だと思う。

 

これは抽象的なので、


物質面で言うと、




成績が悪くても、


稼ぎが少なくても、


顔に自信がなくても、


太っていても、


性格に難があっても、


あなたは、生きていていいんだよ


つまり


「愛している」の意訳は


「生きていていいんだよ」




生きていていいかどうかに


条件なんてないの。


欠点を克服できないままでは


生きている価値がないなんて


愛は、そんなちっぽけなもんじゃない。



愛はありのままの存在を肯定する


大きなもの。


否定したら


苦しくて余計に暴れる。


存在を肯定したら


欠点と思えるものさえ


良い具合に


収まっていくもの。



幸せにするものは大きく広がり、


不幸にするものは小さく収まっていく、


それが愛なの。






好きでも嫌いでもなんでも


いていいの


存在していいの


生きていていいの


それが、私が見つけた愛の答え。