こんにちは、花です。
144回芥川賞を受賞した西村健太さんの作品「苦役列車」
授賞式にラフな服装で学歴も中卒とパンチのある人だなぁとは気になってはいましたが
なかなか読めずにいた苦役列車でしたが
ユーネクストの配信で映画を先に観たので感想的なものを書いておきます。
主演は森山未來さん。「友ナシ、金ナシ、女ナシ。この愛すべき、ろくでナシ」がキャッチコピーでした。
うまい具合に森山未來さんがハマっていて品のない感じとかは「さすが」としか言えません。
主人公には友達と呼べる人も、家族や彼女も、安定した仕事もなくて
ただ毎日働いてただ毎日本を読む青年が小説家になる話なのですが
映画を観始めて1時間経過しても、だらしない生活や粗暴な人格ばかりに目が行ってしまい小説家になるまで待てず途中下車しました。
友達になれそうだった人たちとも距離の詰め方や、話し方もわからず距離をおかれてしまうのも「可哀そう」とは思えなかったな。
ダメダメな主人公の物語でも、「愛すべきキャラクター」要素があるのが常ですが
そういう作品でもなく。
人一倍温もりを求めているから不器用でもカッコいいと思えるかもしれないが
「苦役列車」はダメでしたーーー。
最後まで観ていないのにレビューするのは申し訳ない気もしますが
私の素直な感想です。
小説なら読めるかもしれないという期待を込めて。