今年読んでよかった本ベスト10(2011年) | 花熊武士のブログ

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ライフハック、勉強会、PC、自転車、思考術など思いつくまま。
面白い、役にたったと思っていただけるように意識したり、備忘記録として書いたりしていて、書き方や内容が首尾一貫していません。
頭の中の感情や論理を記述しているだけなので、興味があるテーマだけどうぞ。

@stiloさんの呼びかけでの「今年読んでよかった本ベスト10」


半年ぶりのブログ更新です。
こういう企画がないと、なかなかブログを更新できないことを再確認。
ほかの人のブログを読んで満足して、書きたいことがたくさんあってもなかなか手付かずでした。

年末までに書こうと、いい締め切り効果になりました。

さて、本題。

★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
<順位表>

1. 自分のアタマで考えよう
自分のアタマで考えよう
ちきりん
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 129


2. 数学的思考法
数学的思考法―説明力を鍛えるヒント  講談社現代新書
芳沢 光雄
講談社
売り上げランキング: 64867


3. 科学的とはどういう意味か
科学的とはどういう意味か (幻冬舎新書)
森博嗣
幻冬舎
売り上げランキング: 10072


4. 頭がよくなる思考術
頭がよくなる思考術
頭がよくなる思考術
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白取 春彦
ディスカヴァー・トゥエンティワン
売り上げランキング: 8750


5. 王様の速読術
王様の速読術
王様の速読術
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斉藤 英治
ダイヤモンド社
売り上げランキング: 18428


6. 知らないと恥をかく世界の大問題2
知らないと恥をかく世界の大問題2  角川SSC新書 (角川SSC新書)
池上 彰
角川マーケティング(角川グループパブリッシング)
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7. 知らないと恥をかく世界の大問題
知らないと恥をかく世界の大問題 (角川SSC新書)
池上 彰
角川SSコミュニケーションズ
売り上げランキング: 1971


8. <わかりやすさ>の勉強法
<わかりやすさ>の勉強法 (講談社現代新書)
池上 彰
講談社
売り上げランキング: 8255


9. 世界一おもしろい日本史の授業
世界一おもしろい 日本史の授業 (中経の文庫)
伊藤 賀一
中経出版
売り上げランキング: 126123


10. プログラミングの基礎
プログラミングの基礎
羽山博
毎日コミュニケーションズ
売り上げランキング: 466643


★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★

1. 自分のアタマで考えよう

<よかった点>
「思考」と「知識」を駆使して具体的なケースで、ちきりんさんの思考過程をたどれる点がよかった。
巷にはいわゆる「ロジカルシンキング」ものの本があふれていますが、文章や用語が僕にとっては難解で読みづらいものが多いのがネックでした。
この本は、平易な文章で、それでいて内容が濃く、肩のチカラを抜いて読める点がすばらしかったです。
「思考力」を養うにはここ数年間でもっとも役に立つ本のひとつだと思いました。
文章のおわりの
「そんじゃーね」
という、脱力感を誘うw言葉がとてもスキです。

<行動に変えられた点>
「思考」と「知識」を分けること
・分析をするときに「なぜ?」「だからなんなの?」と2つの質問が頭にうかぶ。

2.数学的思考法

<よかった点>
数学の考え方をベースに論理展開やMECE的な考えについて解説している本。
自分にもっとも欠落している観点に気づかせてもらえたので2位にしました。
具体的には、数学の証明問題のように「結論だけ症候群」に陥ってしまいがちな点を、
「試行錯誤」が大事であることを改めて考えさせられた点です。

ライフハック研究会などの講習や発表で、
「あ、これいいな」
って思ったことをそのままマネするのではなく、
発表者がその結論に至った過程を想像してみると、面白いと思います。

<行動に変えられた点>
「試行錯誤」の重要性を意識すること

3.科学的とはどういう意味か

<よかった点>
理系の人は、知識量に価値があるのではなく、方法を習得したものが同種の他の問題を解決する能力をもっている、と評価する。
と言う記述にとても共感できた。
僕は、いわゆる典型的な文系人間です。
この本に書いてあるとおり、
「理系科目(数学・物理)に落ちこぼれたから文系に進んだ」
おっしゃるとおりですwww

「方法を習得すること」がもっとも重要というのは、「数学的思考法」でも述べた「試行錯誤」にリンクしますね。

<行動に変えられた点>
「方法を習得すること」を意識すること

4.頭がよくなる思考術
過去のブログのとおり

5.王様の速読術

<よかった点>
本の内容をすべて覚えなくても、
「この本のこの辺にこういうことが書いてあったなぁ。」
辞書的に本を使うのが大事という主張に共感しました。

自分が王様で内容を聞きたいときに家来に聞けばいい、という例えが笑えます。

目次と図表を中心に熟読することが本を読むことの時間短縮になる
という言われてみれば、当たり前のことを再確認できます。

目を早く動かすなどの小手先のテクニックではなく、本質的な「速読」の概念を伝えてもらえることが、好感度大の良書。

<行動に変えられた点>
・本を読むときは、目次と図表を中心に熟読するようになった

6.知らないと恥をかく世界の大問題2
7.知らないと恥をかく世界の大問題

<よかった点>
国際情勢をとてもわかりやすく理解できる良書。
ニュースや新聞をみていても、恥ずかしながら、国際情勢の分野は「ちっともわからんし、興味がない。」
というのが正直な感想でした。
が、この2冊を読むだけで、ほとんどのニュースがとても興味をもって見られるようになりました。
テレビでお笑いやバラエティ番組などより、よほどニュースの方が面白いことを再認識しました。

<行動に変えられた点>
国際情勢のニュースを毛嫌いしなくなった

8.<わかりやすさ>の勉強法
<よかった点>
「相手の頭の中に絵を書く」という表現に納得しました。
<行動に変えられた点>
「相手の頭の中に絵を書く」ことを意識するようになった

9.世界一おもしろい日本史の授業
<よかった点>
枝葉末節の論点に陥りがちな「日本史」を旧石器時代から現代までざっくりと解説した良書。

僕は、高校のとき、日本史と世界史が選択でした。
日本史が超ニガテだったため、世界史を選択しました。
したがって、日本史の知識は小学生以下w
とても人に言えないくらい知識がなかったのが少しは改善w

<行動に変えられた点>
日本の歴史にからむ会話に恐れを抱かなくなった

10.プログラミングの基礎
<よかった点>
コンピュータのソフト的な基礎の基礎が体系的にわかりやすくまとめられている。
職業プログラマ以外のいわゆる素人が読んでおくべき一冊だと思う。
と、素人目線の意見でごめんなさい。