部屋に戻ると真っ先にシャワーのお湯をひねる。「記録的に小さい」が私の心配を他所にたっぷりと熱いお湯が出てきた。夜は冷えるから温かいことが嬉しかった。
宿はすぐ隣にレストランも経営している。
バイクの「ドドドドッ・・」という音は客が来たことを知らせてくれる。どんな所だろうか?
行ってみようか?と思いながら疲れた体をベッドに潜り込ませ、
少しのつもりで横たわるとあっという間に眠気に襲われた。
大好きなRedwoodの木の下にある部屋にいるという安心感があったのかもしれない。
それに不思議な匂いにはもう慣れていた。
ふと気付くと夜中らしい。もうレストランに人の気配はなく再び眠りについた。
今思えば・・・もったいないことをした。
翌朝、寒さで目を覚ます。カーテンを開けると外は十分明るかった。
「まさか」の宿はこんなところだ。
道路から見たところ(手前がレストラン)

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ロッジの中央に位置する(料金前払い、帰りはポストに鍵を入れると良い)

木々の間に建物が並んでいる

部屋の前に車を停めることができる

散策していると道沿いの部屋からコーヒー片手に男性が現れた。ここに「住んでいる」という。
彼は救命救急士のような資格のために勉強しているが、昨夜は帰りが遅くて宿題が終わらず、
あきらめて部屋から出てきたらしかった。
そしては私がRedwoodに興味があることを知るといろいろ教えてくれた。
たとえばこの敷地はSecond-growthにあたること。たしかに立ち並ぶ木々は背は高いもの
まだ幹が細めだ。この宿が築50-60年で、名前にGroveとついてるから当時から木はあったのだろうが、木々が伐採された跡地に宿が建てられたらしい。
細い木に混じり、大きな切り株からクローンが成長しつつある木に登ってみた。

そういえば旅行中には「どこに住んでるの?」と訊かれても、はなから「日本人扱い」されることがなければ、日本人と知り態度を変える人には会わなかった。ごく自然に接してくれることが嬉しかったし、違和感を感じなかった。初めての国際線(North West)の感覚に似ていた。
ところでカリフォルニア=食材が豊富、果物が豊富ではない、ことをどこかで書いた。
私たちが頭に描くカリフォルニアは南部のことらしい。そのことを尋ねてみると北部では玉ねぎ、キャベツ、ジャガイモなどが多いという。どれも気温が低い地域に適している。驚いたのは地元のジャガイモがカボチャのように大きくなるということ。実際に見たら長さ20㎝前後あった。
さすがにお腹も減り、美味しいと評判のカフェに行ってみた。
Ocean Grove LodgeはTrinidadのすぐ入口にあたる。
Trinidadには幾つもギャラリーも並び、小さいながらもちょっとお洒落な街だ。


美味しいベーグルに熱々のコーヒーを飲んでいたら、少しこの町を知りたくなった。
「今日これからのことは成り行きにまかせてみよう」
そう、手元の地図はTrinidad State Beachで終わっていた。
参考:
Ocean Grove Lodge(現在はホームページが完成している)