資生堂は、国際医療福祉大学 医学部形成外科学の松﨑恭一主任教授と共同で、顔の「たるみ」へのアプローチの為の新しいメカニズムを発見したとのレポートがありました。
この研究は、「たるみ」を引き起こす主因である重力に抵抗する皮膚内部の抗重力システム、「ダイナミックベルトTM」の存在を明らかにしたもので、この発見は、資生堂の「Skin Beauty INNOVATION」戦略の一環として行われました。

 

<PR>

 

 

 

 

 

重力に抗する「ダイナミックベルトTM」の発見

立毛筋という皮膚内部の筋肉は、毛を逆立たせる力を発揮します。資生堂と松﨑教授のチームは、この立毛筋が皮膚の変形に抵抗し、たるみを防ぐ役割を果たしていることを発見しました。このダイナミックベルトTMの流れに沿って皮膚を伸展(ストレッチ)することで、立毛筋が活性化され、たるみへのアプローチが期待される旨、示されました。

立毛筋の活性化

資生堂は、立毛筋を活性化する成分として、甘草抽出物と木苺果実由来の抽出液の有用性の報告がありました。これらの成分は、平滑筋細胞を活性化させ、たるみの改善への期待がされるとの報告です。

 

<PR>

 

 

 

 

 

資生堂のたるみ研究とスキンケア製品への応用

抗重力システム「ダイナミックベルトTM」の具体的な応用

資生堂は、ダイナミックベルトTMの発見をスキンケア製品の開発に活かしています。たるみの改善には、皮膚を立毛筋の流れに沿って伸ばすことが重要であり、このメカニズムを取り入れた製品が今後市場に登場する可能性があります。
資生堂は、四半世紀に渡り、たるみ研究のパイオニアとして活動してきました。これまでの研究成果には、顔の形状を支える「アンカー構造」、加齢に伴う「真皮の空洞化現象」、真皮の細胞が織りなす「線維芽細胞ネットワーク」などがあります。これらの知見は、国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)の学術大会で高い評価を受けています。