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unrequited love
ヴァレンタインデーは恋人達がお互いの愛を確かめる日なんだそうだ。
ファンから届いたチョコはいっぱい。
だけど僕のそばにはあの日から渡せないままのものが一つ。
合宿所の唯一のプライベートな場所はベッドの周りだけ。
それもなんだか僕なりには整理してるつもりだけど、弟達には汚いって言われてる。
そのベッドの下に、あの日からぽつんと取り残された小さな箱。
本当は渡すつもりで持って行った。
ずっと胸に秘めていた思いを伝えたくって。
一緒に過ごした期間に僕は自分が胸に抱いていた思いを知った。
優しい腕と、その声が僕にふれたり、向けられた時に胸がときめく理由を。
かっこよくって、頼りになるくせに、どこか抜けてて……
そんな存在が僕の中で、どんどん大きくなる日々。
そうしてチームが認められて、世の中が騒がしくなった。
僕は大好きなこのチームを守護するリーダー。
忙しい日常を去年の僕は想像さえ出来なかった。
一変したこの世界の中で、彼だけは変わらないから……。
色々なイベントや授章式に二人で参加する時ほど、
あなたを頼りにしてしまう僕がいる。
僕はみんなを守るといいながら、じつはみんなに支えられているから、
12人じゃない時はすごく緊張してしまう。
だから二人の時、そっと僕の後ろにいてくれるこの存在が安心させてくれる。
変わらない、
自分をしっかりともった……彼が。
揺らがない強さとしなやかさは僕の不安をぬぐい去ってくれる。
だから……惹かれたんだとおもう。
この気持ちを秘めたまま……
それはつらくって、
お祭りみたいなこのイベントに乗じて、そっと伝えたいって思っていたけれど、
結局………。
離ればなれに暮らす今、
仕事の折にと持っていったけれど、渡せないままにここにある。
その箱を僕は取り出して眺める。
届かない思いの切なさを胸に抱いたまま……。
今日はホワイトデー。
ひと月遅れのプレゼントがもう一度だけチャンスを得る日。
渡せたらいいなぁ……
そう、さりげなく。
でもきっと渡せない……
いや渡せるはずはないのだから……。
だって
あなたのそばには僕の居場所なんて……ないのだもの。
あなたの微笑む相手は………
僕の大切な人間だから。
すこしだけくたびれた包みはまるで僕。
報われない思いを抱いて、飾り立てられる。
笑顔の裏に心を包み隠しながら
おしまい
片想いスホさん。
愛しい相手はかわいいタオの恋人……。
ってかんじでwww




