日常妄想劇場その2
ということで
前にKEYくんで書いていたものの
テミナ編★
今日はオニュくんはテミナとお買い物です
買うものはやっぱりシリアル♪
『 きみといっしょに…… 』 =テミナ編=
「テミナ~買い物ついてきて~。」
そう言って部屋をのぞけば、テミナは素直に、「いいですよ。」と振り返って、
パジャマがわりのスウェットのまま立ちあがった。
「着替えないの?」
そのまま玄関に向かうから、僕は思わず訊いてしまった。
「えっ……スーパーでしょ?
ダメ?」
「ああ……まぁテミナがいいなら良いと思うけど……」
みればパーカーのフードを深くかぶってそれでOKらしい。
かかとをふんだまま靴をつっかけて
さっさと玄関を出て行く。
「ちょっと!待ってって。」
慌てて僕が後を追っかけるって……なんか変だ。
僕が誘ったのにね。
■
「テミナ~。」
お店に着いてもさっさと籠を手にするとすたすたと歩いて行ってしまう。
「ヒョン!これ美味しそうだよ~。」
ってそこはお菓子でしょ。
かわいい笑顔でそう言って僕を振り返ってから、片っ端から手にとって籠に入れている。
「ねえ、僕が欲しいのはシリアルなんだけど。」
「えっでもあったらみんな食べるって!
ほらこれも美味しそうだよ★」
嬉しそうに言われたら僕も……つられて笑ってしまった。
ポイポイと籠に入れるからすぐにいっぱいになっちゃう。
「テミナぁ……シリアル買うくらいしかお金持ってきてないよ……。」
「僕お財布持ってないけど……ヒョン、カードあるでしょ。」
ってもってるけど。
なんでみんなの僕が……ええええっ!ってまたいれてるし……。
お菓子の棚を見飽きたテミナはまた僕をおいてさっさと歩き出してしまった。
追いかければ、立ち止まったのはデイリーコーナー。
僕は思い出した……以前のことを。
たしかハロベビのミノとの買い出しでもこんな風だった。
あれは番組だからじゃなくって……リアルだったのか……。
多分……次は全種類買おうとする……ってやっぱりっ!!!!!!!!!!!
嬉しそうに抱えてきたのはバナナ牛乳にイチゴ牛乳……普通の牛乳も?
ぽいって籠にいれるから思わず呟いてしまった……。
「シリアル……」
って。
そしたら……。
「あっ。これでいいでしょ。」
選びもせず適当に棚の一番手前にあったヤツを手に取るとテミナは一箱だけのっけてくれた。
それって……
いつものだけど……だけど……。
文句を言おうとおもってあげた僕の目の前にのぞき込むテミナのかわいい顔……。
「……そうだね。」
僕はにっこり笑ってしまった。
きっとちょっとだけ引きつってたかもだけど。
■
両手一杯の袋をさげてるのは僕。
目の前を飄々とあるくのはテミナ………。
うーん
なんだろう……釈然としないのだけれど
まぁいいかって思う僕だった。
だってとりあえずシリアルは買えたから。
おしまい
妄想いかがでしょう
こんなかんじ?
だったらいいなぁ……って。
妄想ってたのしいなぁ~
