昨日のつづき。
パターンを起こした後は、いよいよ服作りに入るわけですが、まずは殆どの場合、サンプルを作成して確認、修正します。
結果、場合によっては、デザイン変更、生地の変更、没、などになることもあります。
またまた、こちら、
STARted さんが、
サンプル作成について、分かりやすく説明してくださっています。
私がフリーランスのパタンナーとして請け負うお仕事は、
大体この、最初の、
”ファースト サンプル”用のパターン(型紙)作成です。
二次元な絵を、1番最初に三次元に具現化するポジション。
ですから、
これで最初の印象が決まりますね。
服の”顔”、”ツラ”です。
たかがファッション、されどファッション、
イメージはとても大事。
これは既製服に限らず、舞台衣装なんかも同じでしょうね。(^ ^)
第一印象が全てと言っても良いくらい。
いわゆる、ファストファッションと呼ばれるものも、その部分は同じかと思います。
接客に時間をかけないからなおさら、パッと見た印象を強く意識していると思います。
しかし、そこは、大量、短サイクル生産で安価で、時に人権無視の労働者達や、環境破壊により支えられている既製服業界の一部分。
社会的な大きな問題です。
エシカルファッションや、フェアトレードなどが叫ばれ、警鐘を鳴らされているように、
生産背景はとても重要ですが、
如何せん、まずは、自分が着たい!!
と思わなければ、買って応援も出来ないですよね。。。
だから、第一印象は大切。
(もちろん、着心地の良さや、程良いサイズ感も伴いながらですよん。)
このSTARtedさんのサイトに説明があるように、
私も、”トワルを組んで”、プロトタイプを作る場合がほとんどです。それで大体のイメージが決まりますから。
自分で起こした型紙で、実際の生地を想像しながら、デザイン画に忠実な形になるか(いや、デザイン画より良くなっているか)、縫製の手順や、問題点などを確認しながら縫う大切な過程です。
パタンナー的イマジネーションをフルに使います。
プロトタイプは、大体、それ用の別の生地で作りますが、
厚みが数種類あるので、実際の生地に近いものを使用します。
こうやって、実際に形にすることにより、開発者の皆がイメージし、共通認識出来、
修正も、し易いのです。
そして、その修正をもとに、やっと実際の生地で工場さんに、1stサンプルを作ってもらいます。
実際の生地で作ることにより、プロトタイプで気づかなかった、長所、短所に、ここで初めて気づくわけです。
デザインと、生地の相性もありますので、
いくらそれを想像しながら、パターンで最善を尽くしても、
”あー、だめだねー!没!!”
ってことも、ままあります。
もちろん、その前にデザイナーや企画者にヒアリングして、コミュニケーションをはかるのですが、
皆の想像が限界になったとき、
”ちょっと分からないけどたぶんこっちのほうが良いはずだから、作ってから決めよう!”
という事もあります。
ただ、1stサンプル製作が、いちばんコストがかかる為、没なんて、実はなかなかシビアで、出来れば避けたいなんですけどね。
そういうふうに、皆が同じレベルで話が出来るとスムーズですねー。(^_-)-☆
まだまだ経験が浅い場合や、全く服の知識のない方が話題性の為にデザイナーとして抜擢されたり、など、そうじゃない場合も割とありますが、( ̄▽ ̄)
チームプレイなので、それぞれを尊重しながら進められれば1番ですね。
そして、外注の私の仕事としては、時々、その出来上がった1stサンプルのパターンの修正まで請け負う事もあります。
大体其の後は、アパレルブランドや、メーカーさんの社員さんのお仕事となり、
私の手からは離れます。
そんな感じで、
やってます。
何故か、
私を育んだ、ファッションの街トーキョーを遠く離れ、
湯けむりに煽られながら。笑
ああ、Beppu♨︎。
何事も健康第一!(^_-)-☆
自然の力で、すぐに心身の調整が出来るこの場所を選んだ。
私がきっと求めていたのでしょうね。
なんせ、肩がこる。目を酷使する、腰が固まる。私達の仕事。
世のパターンナーさん、(特に大都会で追われ過ぎて限界ヨロシクな状況な方)、
こんな働き方も有りですよ。(≧∇≦)
サーフィン大好きな方は宮崎、ダイナミックな山に囲まれたい方は阿蘇、畑やりたい人なんて、地方ならそこらじゅうに。
わたしもそのうち、
畑とお花畑✨✨
ただ、パターンを引くことや服を作ることや服作りを教える事の研究などに、今はもう少し時間を使いたいので、
妄想して、友達の庭、実家宮崎、その他で満たされたいと思います。
仕事としてのファッションの感覚は、
自分次第です。
と、
東京~湘南、鎌倉~九州、と、実際暮らしながら、
強く思います(^O^)/
ファッションならば、もはや日本だけではなく、他の国にも、ソースはわんさかあります。そのmixの方が面白いのでは?
わたしの場合、服の手作りオススメ活動は、暮らし服が中心なので、むしろ地方のほうが、インスパイアされます。笑
そのうち、湯上り服も作りたいし。
まあ、自由ですが。(^_-)-☆
何れにせよ、
ジブンがゴキゲン!!
で、居られる場所。
それがいちばん✨✨
今回もヨコミチにそれましたが、パターンを切り口に、意外と語る事がありますね。
(^_-)-☆
また書きまーす!
では。
追伸:
♨︎だけに頼らず、ヨガもはじめますヨ。森にも入ります。山も海も~✨
ということで、ピューっと国東半島、ミツマタのわんさかあるすごい森へ、withキラキラカロワ&モリンガネシアン。2人に妖精をみました!!
イロイロチューニング中~。
笑うの大事。
じぶんでつくる。くらし衣 HP
hanafuu koromo
FBページ
*アパレルメーカー様や、個人様のパターンの外注仕事も請け負っております*