相模原市内は、江戸時代から土地が悪く、作物が出来ず、秣場(まぐさば)と呼ばれるような土地でした。1818年(文政元年)あたりから、淵野辺も大規模な開発が始まりました。新田が開発されました。開発にあたって目印もなく、人が迷い込み、方向も判らなくなり、大変でした。村人は、神社の脇に高さ7mの山を作り、そこから、鐘や太鼓を鳴らし、「迷子の迷子の〇〇やーい」と、叫びながら、迷子の人を助けました。
近くのJAXAが有ります。ハヤブサ2が、小さな惑星「リュウグウ」に向かいました。資料を採取したのはよかったのですが、地球に帰る途中で、連絡が取れなくなってしまいました。
JAXAの責任者も、近くの「呼ばわり山」に毎日出かけ祈つたそうです。結果、はやぶさ2と連絡が取れるようになり、無事に成果を持ち帰ることが出来ました。
相模原市立博物館で、先年、公開されたので、急いで見に行ったことを覚えています。
神社の掲示板に、その報告が掲示されていました。
「当時のプロジェクトマネジャー川口淳一郎JAXA教授は「発見祈願」に毎晩訪れたという。はやぶさ2のプロジェクトチームも祈願に訪れ、参拝し、小惑星リュウグウへのタッチダウンを成功させています。」
「はやぶさ2は現在、上空3000万キロメートルを飛行中。12月6日、オーストラリアにカプセルを送り届けた後、地球と火星の間を回る小惑星「1998KY26」に向かって飛行中です。」と有りました。
神社社務所の掲示板に有りました。
新田稲荷神社の境内社。呼われ山・今熊神社、
八王子市川口町にある今熊神社から、分霊を勧請したものだそうです。
向かって本殿の右に、白い鳥居の呼ばわれ山
7mの高さに、土を突き上げた、呼ばわり山
呼ばわり山の頂上には、八王子市川口から勧請した、今熊神社が建てられている。
新田稲荷神社正面から本殿
新田(しんでん)稲荷神社