日向薬師は奈良時代初頭の霊亀2年(719)に、僧行基により開山されました。高野山真言宗の寺です。若光も開山には僧行基に協力したようです。

日向薬師の参道入り口近くに白髭神社があり、高句麗王族の若光が祀られている。

奈良時代初頭に、朝鮮半島では新羅・百済・高句麗があり、高句麗が滅ぼされました。

高句麗王族の若光と、いくらかの人々は日本に渡来して、神奈川県に移されました。

 

伊勢原市の日向地区は、秋になると畑のあちこちに彼岸花が咲き乱れ、観光の名所です。ウォーキングでもよく行きましたが、小さな社にはなかなか行く機会がありませんでした。

日向薬師の入り口に近くに立つ、小さな神社です。高麗若光を祭神としています。

若光は年を取り白髪の姿だったことから、白髭神社となったようです。

近年、日向薬師は大修理があり、特に屋根も、新しい、かやぶき屋根のままになりました。このとき、白髭神社の屋根も吹き替えられる様なことを聞きましたが、きれいな銅板葺きに代わっていました。

 

彼岸花咲く、日向の畑

 

以前の、白髭神社 藁葺き屋根です。

 

銅板屋根に吹き替えら白髭神社

 

日向神社か白髭神社か

神社の由緒書きも、新しくなりましたが、建物や鳥居の扁額は「白髭神社」のままです。

説明書きには、地元の皆さんの意見が合わず、神社の名前は保留になっているようです。

 

鳥居も神社も白髭神社です。