彩時 / 赤橙 あかだいだい - 酸漿 = ほおずき風船のつくりかた = | sai-ji 彩時 / はなはな

彩時 / 赤橙 あかだいだい - 酸漿 = ほおずき風船のつくりかた =

COLOR ■ 赤橙 あかだいだい こんな色です


物干し竿の足下には、数株の酸漿(ほおずき)が植えてあります。

お盆の頃から赤橙色の実をつけて、もうすぐ冬を迎えるというのに、酸漿の実はまだ袋の中です。

赤橙色の袋は朽ちても、酸漿の実はいつまでも赤橙色なのです。

Hanadairo

先日、愛読させて頂いているブログで、椿の実で笛をつくるというお話を読んで、懐かしい記憶を想い起こしました。

子供の頃、まわりにある自然の中からいろんな遊びを見つけていたよなぁ。

自然そのものが遊び道具の宝庫でした。

"椿笛"

"竹てっぽう"

そして

"ほおずき風船"

Hanadairo

ほおずき風船

ほおずきの実の中身が、ぐじゅぐじゅになるまでもんで出して、薄皮だけで小さな風船をつくって、口でべこべこさせて夢中で遊んだっけ。

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懐かしくなって、数十年ぶりに挑戦してみました!
(実はさっきまで作っていました。夜中になにやっているのでしょうねー。)

Hanadairo

では、作り方をご紹介。

【1】 ほおずきの袋を剥いて中の実をゆっくり優しくもみ続けます。(左上)

【2】 中身がぐじゅぐじゅになるまで、30分くらいかな?もんでいると、つけ根のあたりから汁が少しずつ抜けはじめます。(右上)

【3】 さらにゆっくり芯も柔らかくなるまでもんでいると、しまいに、ぽろ~んと芯から実がはずれるので、穴が破れないように、そっと芯を抜いてやります。(左下)

【4】 残った薄皮を水で洗って、ふぅーっと息を吹き込んで膨らませればできあがり!!(右下)

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ぐじゅぐじゅもむのが甘いと、薄皮から中身を抜くときに、ぷちっと口が破れてしまうので、最後まで気が抜けないのです。実は少し穴が裂けてしまったのですが・・・まあ、数十年ぶりに作ったにしては大成功ですね。

こういう遊び、DS三昧の今の子供たちに教えてあげたいけど、興味あるのかな?

Hanadairo

ところで、『酸漿(ほおずき)』って読めましたか?

ほおずきにはもう一つの漢字があります。
赤橙色の袋がいかにも、鬼の灯り(提灯)のような外観から『鬼灯』、これまたぴったりな漢字だと思いました。

この当て字を考えた方の感性もすばらしいです。

COLOR ■ 赤橙 あかだいだい こんな色です