こんにちは! 親子問題カウンセラー 竹島雅美です。
私の母親は、実の父親を知らずに育ちました。
戦争中父親が出兵したあとに生まれ、無事帰還したものの祖母は離婚。
どこかで暮らしていることは知っていたけど、会うことは叶わなかったのです。
ところが、ある人の仲介で、実の父親と対面する機会に恵まれた母親。
私が高校生くらいのころでした。
内心、「生きて会えてよかったね」と思っていた私。
母親は意気揚々と帰宅するなり、実の父親がいかに立派な人物だったかを説明。
そして、最後にひとこと。
「私の父は立派な人。でも、アンタは、あの飲んだくれオヤジの娘なのね」
......
もう言葉もありませんでした。
本気で、殺意を感じたほどです。
娘を貶めて、よろこぶ母親。
たしかに、父は毎晩酔っばらって帰宅していました。
でも、それは母親のせいでストレスが溜まるいっぽうだったから。
私と弟は、そう理解していました。
それでも、子どもがいたからこそ、がんばって働いてくれた父。
夫に対する感謝は微塵もなく、家族を見下し、怒鳴り散らし、
モラハラの限りを尽くした母親を、私は心底軽蔑しました。
ここまで性根がくさっていたとは。
生涯 忘れられない思い出です。