こんにちは!親子問題カウンセラー 竹島雅美です。

きょうのお題は「丁寧な暮らしを押し付けないで」です。

 

 

    

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「丁寧な暮らし」ってフレーズ、2010年前後あたりから、メディアで流行っていました。

 

おそらく、スローフードの流れで派生したものだと思いますけど。

 

ココロがひねくれている私は、はじめから「丁寧な暮らし」に抵抗がありました。

 

30 - 40代女性をターゲットにした女性誌で特集組んで、

 

インスタ映えする写真を掲載して

こんな暮らしステキでしょ、と自慢

けっきょく物質的豊かさを強調しているだけ

 

にしか見えませんでした。

 

 

 

丁寧に暮らすとは、なんでも手作りして、高くても質のいいもので身の回りを固め、センスのいいインテリアのおうちがあって、完璧に掃除が行き届いていて、そこでゆったりお茶を楽しむ、といったことではありません。

 

心身ともに健やかに暮らすため、自分を気遣うということではないでしょうか。

 

朝から子どもの弁当作って、メイクと身だしなみをバッチリ整え、満員電車で通勤、フルタイムで働き、うちに帰れば子どもとの会話を欠かさず食事のしたく、家事、たまにジム通って体型維持、それだけでヘトヘト。

 

さらに空いた時間は丁寧に暮らしましょうって、もういいかげにしてよ。

 

こんなカツカツの生活を強いられている女性に、「丁寧な暮らし」を見せびらかすのは、酷というものです。

 

 

 

すべてメディアの戦略なのです。

 

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子どもには良い教育をとお受験を煽り

ココロが豊かになるためには丁寧な暮らし

 

これらが意図するのは、流行りに乗り遅れると大変だよという不安恐怖、です。

 

多くの人がメディアに影響され、こんなリッチな生活を羨ましく思う。

 

そして、必死に働き、生活に追われ、自分の魂を置いてきぼりにしていく。

 

「うらやむ」の語源って何だと思いますか。

 

「うら」は心、「やむ」は「病む」、からきています。

 

時代は変わり、メディアは今後ますます力を失っていくことでしょう。

 

そろそろ、自分のほんとうの気持ちに気づいてあげる時なのだと思います。