こんにちは!親子問題カウンセラー 竹島雅美です。
きょうのお題は「丁寧な暮らしを押し付けないで」です。
5月29日月曜日よりメルマガ始めます
ご登録いただいた方に、「モラハラ親からの自立を目指す6つのステップ」と題した動画&PDFをプレゼント
ご登録よろしくお願いします。
「丁寧な暮らし」ってフレーズ、2010年前後あたりから、メディアで流行っていました。
おそらく、スローフードの流れで派生したものだと思いますけど。
ココロがひねくれている私は、はじめから「丁寧な暮らし」に抵抗がありました。
30 - 40代女性をターゲットにした女性誌で特集組んで、
インスタ映えする写真を掲載して
こんな暮らしステキでしょ、と自慢
けっきょく物質的豊かさを強調しているだけ
にしか見えませんでした。
丁寧に暮らすとは、なんでも手作りして、高くても質のいいもので身の回りを固め、センスのいいインテリアのおうちがあって、完璧に掃除が行き届いていて、そこでゆったりお茶を楽しむ、といったことではありません。
心身ともに健やかに暮らすため、自分を気遣うということではないでしょうか。
朝から子どもの弁当作って、メイクと身だしなみをバッチリ整え、満員電車で通勤、フルタイムで働き、うちに帰れば子どもとの会話を欠かさず食事のしたく、家事、たまにジム通って体型維持、それだけでヘトヘト。
さらに空いた時間は丁寧に暮らしましょうって、もういいかげにしてよ。
こんなカツカツの生活を強いられている女性に、「丁寧な暮らし」を見せびらかすのは、酷というものです。
すべてメディアの戦略なのです。
キャリアウーマンをアピールし、功名心をくすぐる
キャリアも子育ても充実! ステキなママを演出
子どもには良い教育をとお受験を煽り
ココロが豊かになるためには丁寧な暮らし
これらが意図するのは、流行りに乗り遅れると大変だよという不安恐怖、です。
多くの人がメディアに影響され、こんなリッチな生活を羨ましく思う。
そして、必死に働き、生活に追われ、自分の魂を置いてきぼりにしていく。
「うらやむ」の語源って何だと思いますか。
「うら」は心、「やむ」は「病む」、からきています。
時代は変わり、メディアは今後ますます力を失っていくことでしょう。