こんにちは ! 親子問題カウンセラー 竹島雅美です。

前回からの続きです。

この女性のホロスコープがこちらです。



パッと見てわかりますが、円を縦割りにした右側に天体が集中しています。
これは、「自分を他人に明け渡す」傾向が強いことを表します。

赤いライン上部にドラゴンヘッドがあります。これはノード軸の一端で母親を表します。

ここに火星、天王星が90度(赤のライン)。怒りっぽく、個性的、情の薄い母親が見えてきます。


左下の土星は父親を表します。彼女の土星は逆行しており、父親不在、父親の役割を果たさない、ということになります。

さらに、海王星が土星と165度(ブルーのライン)を形成しており、これはクインデチレという凶角。別離、強迫観念、執着を表します。また海王星にも消失という意味があり、Tさんによると物心ついたころには、父親は家を出ていた、とのことでした。


そして、極めつきは月。月は生まれてから7歳までの状態と、その人の感情を表します。

Tさんの月がどれほど厳しい状態かを見てみますと、

月と木星が90度
月と冥王星が0度
月とエリス、キロンが165度

月への凶角は、母親からの影響を表します。Tさんが母親から受けた影響とは。

成功を夢見て人に期待してしまう
イヤな感情を避けたがり、自分の後始末も他人任せ
極度の抑圧
極端に周囲を気にする、損得でしか判断できない

Tさんには、土星逆行による自信喪失、また金星/木星90度なので、物質的な快楽へのこだわりが強く浪費する、という性格もあります。

中央の垂直な赤い線は、両親の状態を表し、上部MCはやぎ座、ICはかに座。やぎ座支配星は土星で、かに座支配星は月であることを考えると、彼女の両親は、どちらも無責任で冷たく、子どもたちを顧みなかったと言えます。ニグレクトも当然の結果です。

50歳になっても、破綻した両親からの影響からいまだに脱却できず、人生に希望を見いだせないTさん。

私がTさんにかけた言葉とは。

パート3 に続きます。


電球親子関係はいつからだってやり直せるものです。