入院して抗生剤の時間点滴をするが、相変わらず熱は持続していた。
座薬では解熱している時間が短く、筋肉注射の解熱剤に変更されていた。
入院翌日は土曜日だったが、私が学校だったので面会に行けず、電話で話したのみだったが、特に変わった様子はなかった。
日曜日、やっと子供と面会へ。
ちょうど熱がない時に行ったので、しばらく一緒に話をした。
子供が同じところにずっといられる年齢ではなく、1時間ほどで帰ることに。。
その時の夫の寂しそうな顔は今でも目に焼き付いている。
そして「家に帰りたいな。。」とボソッと言った言葉も鮮明に覚えている。
まともに会話ができる状態だったのは、この時が最後だった。。
あのとき、なんで不安な気持ちをちゃんと受け止めて、ちゃんと話をしてあげなかったんだろう。。
後悔だけが残った。
振り返ってみると、医療者としても、妻としても失格だったと思う。。
往復5時間半くらいの通学と、休むと単位を落として修了できないという焦りが、私の精神的な余裕をゼロどころか、マイナスにしていた。
言い訳をしてみても、時間は戻らないのだ。