久々に患者さんに泣かされた | hanaco今度はAUSナースになる

hanaco今度はAUSナースになる

ナース(日本)→フローリスト(UK)→ナース(オーストラリア)
紆余曲折の末、2018年9月よりQLDの田舎町でナースになり2022年10月からNSWシドニーへ。
ナースになる過程や仕事に関すること以外にもグルメや旅行も好きなので、そんなことも書いてます。

もう100歳も近いっていう患者さん

入院してきた時からすごくSweetラブラブな方で

とても弱ってるんだけど頭はしっかりしてて

ジョークとかも言ってくれる。



でも入院して直ぐにいろんな問題が発覚して

いろんな処置をしなきゃいけなくなりその処置

にはかなりの痛みを伴う。



「Darling! Stop it! Please stop it!」

って叫ぶのよタラー



もう見てるこっちが辛くてさダッシュ



絶対こんなの終わった後怒るだろうなって思っ

て覚悟してたけど、最後に辛すぎたのか私を

誰かと間違ったのか、肩を撫でてた私の手を

取ってずっとキスの嵐。

(グローブしてたからいいんだけど)



「ありがとう、私のスイートハート」



って

私、何にもできてないのにさ〜悲しい



とにかくずーっと問題が山積みで処置も点滴も

多くてかなりの時間をこの患者さんで割かれて

とても大変だった2日目も、またこの痛い処置

をしてうめき叫びが響き渡る。



中年くらいの男性とかもっと若い男性なら

絶対毒づいてFワードの嵐になると思うのに、

ずっとこんな時でも「Please」「Darling」

って言うんですタラー



しかもこの処置では根本的な解決にならなくて

ドクターの方針を待ってるところだった。



もう彼の叫び声を聞いてるのもつらくて

思わずが出てきちゃって、私も久々に

患者さんへの感情で泣いてるわってビックリ。



さすがにつらすぎてこの涙溜めたままの目で

ドクターに駆け寄った。

「お願いだから何とかして

 このままじゃ彼、耐えられないよ」



結局、そのドクターが上のドクター呼んでって

ところまで見届けたけど、その先どうなるのか



やっぱおじいちゃんおばあちゃん系のやつは

ダメね。

好き過ぎるのよ、元々。

(その代わり小児はムリなんだけど魂)

特にオーストラリアの病院ってそんなに仲が深

まるまでの時間を過ごさないから大丈夫かと思

いきや、いやいや、ステキな患者さんもいる。



そんな人がつらい思いをしてると思うとどうし

ても感情入っちゃってね〜

つらすぎるタラー



こんな話書きながらも既にあの様子を思い出し

て泣けるくらい切ない泣くうさぎ



早く何とかして楽になって欲しいな。