事件概要と背景

京都府舞鶴市悪ふざけ殺人事件

京都府警は6月23日、京都府舞鶴市に住む建築作業員(19)と運送業アルバイトの少年(18)を殺人容疑で逮捕する事件が起きている。

発表によると、20日午後6時50分頃、舞鶴西港の桟橋で、アルバイト少年が、同市上福井、建設作業員男性(17)の両足首をロープで縛ってタイヤホイール(重さ約10キロ)を結びつけ、建築作業員が被害者を桟橋から突き落とし、水死させた疑い。

当時、両容疑者と被害者は、遊び仲間4人を加えた計7人で、同6時頃から現場近くで遊んでいた。ロープとタイヤホイールは現場付近にあったものという。被害者はグループの中で最年少だった。

仲間4人のうち1人が、「友人が海から上がってこない」と119番した。少年は桟橋近くの海中から引き揚げられたが、搬送先の病院で死亡が確認されたとの事。

事件のあった20日、7人は午後6時頃までアルバイト少年の自宅にいた。一人が「海で遊ぼう」と提案。過去にもグループで泳ぎに来たことがあった舞鶴西港の桟橋を訪れ、被害者ともう一人の少年が、パンツだけになって泳ぎ始めた。

 途中で、アルバイト少年が「おもしろ半分」で、桟橋への立ち入りを禁ずるため置かれていた支柱付きのタイヤホイールを、被害者の両足にくくりつけたという。桟橋の先端部で「それはやばいでしょ」とためらう被害者の背中を、建築作業員がけったという。

被害者が海に落ちた直後、危険を感じたアルバイト少年と、少し離れた場所にいた別の少年は、すぐ海に飛び込んだ。さらに別の少年が119番。海中から約1時間半たって救助された被害者は、既に心肺停止状態だったとの事。逮捕された2人は当時、慌てふためいていたらしい。

また、悲惨な事件(事故?)が起きてしまった。
悪ふざけとか、面白半分で、死亡した被害者があまりにも気の毒です。

以前にもこんな思慮の無い事件はあった。未来予測能力とかね。

足を縛られた上に10キロの重りをつけられたら、自分なら泳げるのか?と考えれば分かるはずだよね。
さらに、被害者自身が「それはやばいでしょ」と警告している。
少しでも被害者への思いやりとか、被害者の立場に立って考える事ができれば、こんな事はできなかったはずです。

例えば、これが、容疑者が付き合っている彼女とかだったら、同じ事はできないと思うな。

最近の若者の思慮の無さと言うのは何が原因かは分からないけど、ちょっと、気になるのてはテレビのバラエティ番組の影響です。
必ずしも根拠があるわけでは無いのですが・・・
テレビのバラエティ番組の中にはいじめを増長するようなシーンが時々あります。
芸人の罰ゲームみたいない物とかね。

大人はそれが、芸人の芸だと分かる。そこには誇張もあるし、計算もある(それでも事故はあるんだけどね)と理解できる。
だけど、子供達はそれが理解できているのかちょっと心配です。

殺意が無かったとは言え、人を死なせてしまった事には変わりがありません。
罪を悔いて贖罪して欲しいと思う・・・・だけど、やはりケアは必要です。
容疑者はこの先、一生この事件の事を忘れる事はできないはずです。いろんな意味でね。
それでも、真っ当な人生を歩めるように、周囲の人間には容疑者をケアして欲しいです。

(考察)
いじめや犯罪といったものがなぜ、過去から現代に至るまで無くならないのか。

例え いじめが発生してしまったとしても、何故自殺に至るまで、誰も気づき、阻止する事ができなかったのか。(親、友人、学校関係者含め)

私は、いじめによる自殺は、もちろん、いじめた本人が悪いと思います。

ですが、その本人がなぜ「いじめっ子」になってしまったのか、そして、被害者がなぜ「いじめのターゲット」になったのか、そして、なぜ「自殺に至るまで周囲は気づき、止めてあげる事ができなかったのか」これら複数の要因が重なる事で、いじめによる自殺事件は発生すると考えます。

つまり、それらの1つ1つの要因を考察し、「いじめっ子が生まれない=いじめが発生しない」、「いじめが続かない=自殺に至るまで悪化しない」社会を作るにはどうしたらいいか?実現に向けて話し合う事が、この痛ましい事件を二度と繰り返さない為に必要な事です。

加害者を罵倒し、いじめるだけでは、個人は潰せても、いじめは潰せません。つまり、過去の過ちを繰り返すだけで、何の解決にもなりません。

犯罪者を裁くのは法に任せる事として、
「IQが高く芸術性に富んで、物事を客観的にいつも捉えられ、言わば優性遺伝子を持ってる人」なら、汚い言葉は使わず、未来に向けて冷静に話し合いましょう!

・・・・・・ある方の引用・・・・