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ウタカタの恋 その9

もしも、運命ってものがあるのなら、今ほど信じたい時はない。

心臓の鼓動が分かるくらい、胸の高鳴りを覚えた俺は
ゆさに伝えたい気持ち一心にかられた。

こんな時、本当は直接会って伝えるのが一番だが、
俺の場合、それは難しい。
そして電話番号を聞いていない事を、この時は後悔した。

自分の気持ちを落ち着かせる為に、一呼吸置いた俺は
少しずつ携帯の文章を作り始めた

【件名】

!!

【文章】

おぅ、らっきょ以外は、何でも好きやからご飯食べに行こう!
出張と休みが合えばベストやね。

んで、なんでこの前誕生日を突然聞いたかと言うと
実は、おとついくらいに夢を見て、
ゆさが夢に出てきて「互い」の誕生日を
お祝いする的な夢やったんよ。
それが案外、正夢かもと思うんよ。
俺の誕生日な、ウソじゃないで、





10月19日。


なんと1日違うだけ。正直、ちょっと驚いた。
んなもんで、今年の誕生日は都合があえば、
一緒にHAPPY BIRTHDAYできればいいね。



送ってしまった。。。。
この「一緒にHAPPY BIRTHDAYできればいいね。」
これだけの為に、この事だけの為に前11行の文章のネタふり。
そして、会社を休んででも必ず会いに行こうと決心した。

横目でふと、机上の年間カレンダーを見ると
今年の10月18日と19日は、なんと土日。
これは、もはや運命と言わずにはいられない。

そして、神様にめぐり会わせてもらったこの恋を大事にしたい!
と心に強く思った。


続く・・・

ウタカタの恋 その8

ゆさに誕生日の事を聞いたメールは、朝に送ったがすぐには返ってこなかった。その日は1日中、彼女の事が気になってソワソワしっぱなし。

これは人様々と思うが、俺はメールを送って、それの返事をすぐにもらいたい人ではない。急用でなければ、2日・3日後でも構わないと思っている。

・・・が、人と用件による。今回は別。
仕事が終わり、家へ帰宅後、ベットに放り投げた携帯が光っている。
「おおっ」と思い携帯を見ると、友達(野郎)の名前。
内容を入れ、返信すると、またすぐにその友達の名前のメールが来る。
同じ歳のおっさんの彼は、24時間勤務の公務員。
本当にきちんと仕事をしているのかどうか未だに分からない。
「今ほしいメールは、アンタちゃうねんー。」


結局、その日、彼女からメールは来なかった。

物事には、原因と結果が必ずある。送ったメールの内容に問題があるのでは・・と思い自分で送ったメールを見直す。

【心の中】0.001秒
やっぱり、誕生日聞いたんがアカンかったんやー、あ゛ーしくったー
おっさんが、若い子の誕生日なんて聞いたらアカへんねんなー。
終わったサクラチル。ニイタカヤマノボル・・・・(意味は無し)。
うん、はよ寝よ。


次の日、携帯を見たら、ゆさからのメールが奇跡的に入っていた。
(というか、俺が一人で考えてしまい自滅していただけ)
この時ばかりは、ほんとに嬉しかった。メールを見てさらに
嬉しくなると同時に、鳥肌がたつくらいに驚いた。



【内容】
また、次の出張あるときは連絡下さいるんるん
だいたい月曜火曜休みで、仕事後とかでも大丈夫です指でOK
ご飯行きましょうるんるん

誕生日は10月18日でするんるん
まだまだ先ですがグッド(上向き矢印)
イイコト(笑い)




休みを言ってくれるという事は、つまり
バーテンダーと客という関係から → お店の外=プライベート的な関係=友達関係まで発展している事に改めて、ニンマリする。

で、鳥肌ものだったのが、たぶん気付いている方は分かるが、
俺の誕生日は、

10月19日

ゆさと、なんとたった1日違い。
先日、夢で見た【互いの誕生日にかんぱーい】に繋がる。
あの夢は、偶然見たんじゃなく、これから起こる事を見たんではないか?
興奮冷めやらぬ状態で、はやくゆさに伝えねばと思い、携帯を強く握りしめた。


続く・・・

ウタカタの恋 その7

実験結果や学会の論文などで、ぜったい発表はないと思うが、
夢にある異性が登場すると、よりその人の事を好きになってしまう事がある。(もしかして俺だけかも知れないが・・・)

俺がまだ、18歳くらいの時、夢で、タレントの「チハル」が出てきた事がある。当時「チハル」はバラエティー番組に出まくっていたタレントだ。
夢の内容は、プールサイドで、俺がプールから上がるのを手を引っ張って引き上げてくれるという感じだったと思うが、それ以来、何故か俺はチハルの隠れファンだ。チハルの事を前とは違う目線で見ている。
あれっ?ちょっと可愛いやんと思う自分がいた。

それと同様に、やはり俺は、ゆさの事をたぶんもう好きになっている。
満員電車に揺られながらも、今朝見た夢の事を思い返している。
おそらく、口半開き状態で・・・。にやけながら。
傍から見たら、ただの変態オヤジになっているに違いない。

ふと、真顔に戻った俺は、夢で言った「互いの誕生日に乾杯!」の事を思い返していた。
※詳しくは、<うたかたの恋 その6へ>

・・・あの時、何故【互い】だったのか?

考えても仕方がないので、思い切って、ゆさに聞いてみようと
思いメールした。もちろん、夢の話は伏せて。



【件名】
お久しぶり

【内容】
久しぶりって、まだ一週間も経ってないけど、元気してますか?
今日とか寒いから風邪なんか引かないように注意しーや。

今日はね、ちょっとイキナリ質問!

※※「ゆさ」の誕生日はいつですか?※※

これは、教えてくれたら、もしかしたらいいことがあるかも!
ではでは、またほっとした顔



プライベートに突っ込んだ質問なんで、返ってくるかは分からない。
それでも、すごく聞きたかったので思い切ってメールを送った。


その一通のメールが、今後の二人の運命の糸を手繰り寄せる事になろうとは、この時の俺は、まだ知らなかった。


続く・・・