ハナブロの中でも特に人気の高いドクターインタビューシリーズです
岡本副院長へのインタビュー、第2回をお届けします
前回は医師を志したきっかけや、産婦人科へと進まれた経緯をお伺いしました
今回は、医師になられてからのことをお伺いしていきたいと思います
-先生が英ウィメンズクリニックに来られるまでのお仕事やご経験をお聞かせいただけますでしょうか
産婦人科の研修医の時に、毎日を生き生きと過ごしている女性の生活や命を突然奪ってしまう「がん」という病気の恐ろしさを痛感し、それにかかわる仕事がしたいと思いました。
大阪市立大学医学部附属病院産婦人科での2年間の研修医終了後は同大学院に進学し、癌の研究をすることに決めましたが、産婦人科は人手不足です。
実際に研究に没頭できた期間は4年間のうち1年のみで、それ以外は出向や大学病院での診療終了後、当直のない日のみ夜中に研究を行う生活でした。
ただ、大学院在籍中も診療を続けられたことは臨床医として働く上で貴重な経験となりました。
授業料を払う身であったため、生活のためにもいろんな病院で産科当直をしていましたので、一人で大事な決断をする場面を何度も経験し、度胸が備わっていったと思います。
-妊孕(にんよう)能温存部門部長としてがん・生殖医療にも力を入れられている岡本先生の産婦人科医としての土台はそのような形で作られたのですね
-先生が生殖医療を志されて、英ウィメンズクリニックに来られることになった経緯や理由などについてお伺いできますでしょうか
晴れて医学博士を取得後、済生会千里病院に初めて正社員として就職しました。
すでに30歳を超えていました。
ここで産科も婦人科も、軽い病気から重い病気まで、色々な患者様を診る機会がありましたが、その中には不妊症の方もおられました。
元々何でも徹底的にやりたい性格なので、いい加減な知識で患者様の不妊治療を行うことはしたくありません。
それまで勤めていた病院では不妊治療はほとんどしていなかったので、きちんと不妊治療・生殖医療について学びたいと思いました。
同じ時期に妊娠・出産という人生の一大イベントを経験し、子供を持つということの尊さ・素晴らしさを痛感しました。
子供を産み育てるという感動的な体験を多くの女性にしてもらいたい、産婦人科医としてそのお手伝いができたらと思い、英ウィメンズクリニックで生殖医療に携わる道を選びました。
-総合病院の産婦人科で臨床の経験を積まれる中で、不妊症の方の治療にも携われたことに加え、自身のご経験が後押しをされたわけですね
何事にもとことん取り組まれる岡本先生らしさを感じられました
今回もありがとうございました
次回は実際に生殖医療の診療における思いや、英ウィメンズクリニックの副院長としてのお考えなどをお聞きしていきたいと思います
お楽しみに
以前の記事もご参考ください。
ドクターインタビュー 岡本恵理先生① 医師になること、そして産婦人科を選ばれたのは。
ドクターインタビュー 岡本恵理先生③ 診療にかける思い~副院長となって
ドクターインタビュー 岡本恵理先生④ 趣味や好きなことについてお聞きしました
ドクターインタビュー 岡本恵理先生⑤ みなさまへのメッセージをいただきました
文責:[不妊コーディネーター部門] 山本 健児 [理事長] 塩谷 雅英
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