夫はASDグレーゾーンの疑いがある。
でも、未診断。

私は能力に凸凹はあるけど、IQが一定以上のため、本来はグレーゾーン。
これなら、社会で生きていくには十分だと言われた。
でも、20年近く二次障害があり、その生きにくさから、ADHD及びASD(発達障害)の確定診断がついた。

発達障害の確定診断って、検査結果と患者の生きにくさの訴えから、医師の所見により判断される、曖昧な面がある。

夫は私より、ほんとは傾向が強い。
何故なら、私が聞く限り、乳児期は睡眠障害、幼児期からはずっと多動(ASDによるもの)や積極奇異行動があったようだから。
一方、私は忘れ物が多かったくらいで社会人になるまで社会性に全く問題がなかった。

でも、社会適応力は、夫の方がいい。
発達障害より、成育環境の影響は大きい。
夫は否定されることなく、虐待などの体験もなく育った。いつでも夫を受け入れてくれる場所のある人生を送ってきた。
正直、羨ましい。

発達障害も多少重くても、環境が良ければ、うまく社会適応しているのをよく見かける。
環境は大事。

三浦春馬さんのストーリーを伺っても、やっぱり、結局、帰る場所のない人間ってそれだけいつも緊張に晒されて生きていると感じた。
彼はふと気を抜いた瞬間の結末が今回の出来事だったのでは?と思う。

自分の人生は自分が描いていくものだ。
大人になって、過去の親に執着するのは非建設的。

でも、成育環境って、人間性には影響が大きいと思う。

私も気を張ってるうちは強くいられる。でも、生育環境という基盤が良かった人間には、ふと気を抜いた瞬間に、メンタルの安定性で負けてしまう。
三浦春馬さんが成功してたのって、間違いなく、逆境があったからこそだと思う。
私は見た目は柔らかな印象らしいけど、中身は真逆な一面がある。
温かく見守られながら育った人間に、私は競争心や根性で負けたことがないかも。
常に負けないように必死で生きてきた。

結局、人生は自分で戦っていくしかない。
ただ、社会適応の良さは本当に羨ましい。
あれはどうすれば獲得できるのか、これから模索したい。