記憶の売買 | 2020年から未来へ

2020年から未来へ

離婚歴あり既婚。
子供4人孫2人。
悲しかったり嬉しかったりの日常を書いています。



結城真一郎「名もなき星の哀歌」


面白かったです。


1日で読み終えました。



今日一日一歩も外出せず(ベランダには出た)

一日中ノーブラ

最高でした。



そして夫に何度か「コーヒー☕️淹れて」と言われたのですが、無視していると

珍しく夫がコーヒー☕️を淹れてくれたんですひらめき


珍しすぎたので

「毒入り?」

と聞くと

「鼻くそ入れた」

真顔



さて、感想を書きますね。



私は小説にある程度のリアリティを求めるのですが、これは最初からあまりリアリティがありませんでした。


なのでもしかして失敗したかなと思ったけれど


ぜんぜん失敗じゃなかった!


めちゃくちゃ面白かったです。



「記憶」とは、その人の証明のようなものですよね。


例えば名前はいくらでも偽名が使えるし

整形して顔を変えたとしても記憶は変わらない


記憶を失うということは、存在の消失というか、とても恐ろしいことだと思います。


では認知症の人は、だんだん悪くなる過程でどれほどの恐怖でしょうか。

胸が締め付けられますね。


そして例えば虐待を受けた恐怖などは後々必ず支障が生じるので、逆に記憶から消し去りたいと思います。



そういう「記憶」に関わる話なのですが、感情を大きく揺さぶられ、先が知りたく止まりませんでした。


感動したし、ミステリ色が濃いので驚かされます。




最後に、印象に残った言葉を載せますね。


未病改善

従来であれば症状が重くなるまで見過ごされてきた「患者予備軍」を、「患者」になる前に食い止めること。

それは裏を返せば医療機関の診療報酬が減少することを意味している。



この3年間で医師会が

不健康な人を増やしたい

病人を増やしたい

健康になられたら困る

と知ったので、すんなり覚えられたのです。


もちろん心ある医者が多くいることも知っていますにっこり



ありがとう


読んでいただきありがとうございますハート