■46巻
■本編
インハイ前。
古賀先輩の家でミーティングをする総北メンバー(手嶋さん以外)。
一人でインハイコースを走ってきた古賀の説明が一通り終わり…何かインハイでやりたい事はないか?と。
「オレ、ゴールとります!」
「ワイが!」
などなど。
「小野田は何かないのか?」
僕は…
出来れば、去年の冬に約束したので…
箱根学園の真波くんと2日目の山で勝負したいです!
あっ、もちろん出来ればで…。
「分かった!オーダーに入れとくよう手嶋に話しておく!」
…
そしてインハイ2日目、鳴子以外の5人が揃った。
小野田を温存し先頭へと走る。
…
先頭はハコガク。
すぐ後ろに京伏。
後ろをチラ見する真波。
「後ろが気になるかぁ?真波!総北のメガネか!」
「ええまあ」
しかしこの山で真波は出さない、と黒田。
今日全力出して明日疲れたんじゃ話にならない、と。
「はっw黒田さん。今日がんばったから明日がんばらないとか。オレ、そんな覚悟でこのインハイ走ってないですよ?」
「なので彼が来たら出ますね♪」
「分かったよ!でもお前が出れない条件が2つある」
一つはメガネが来ない場合
(これ、言う必要ある?)
「二つ目はぁ?」
「ここまで何のタイトルも獲れてない、京伏…御堂筋が。早々にしかけてきて…それどころじゃなくなる場合だ!」
まさにそのタイミングで飛び出す御堂筋、水田、きりや。
しかしあっさり悠人&真波におさえられる。
しかしフェイズ28再稼働!
しかしやはり抑えられる。
「残念ながら行かせないよ?御堂筋くん」
「…久しぶりやなぁ。マァナミ。」
「話するのは去年のインハイ以来かも?」
「戦いを好む男、ザクやない男、去年サカミチに…負けた男!」
(ここらの真波の顔、可愛い)
「なぁんだ、その話?」
「敗北を気にやむなら…ジャージを脱げばいいって言ってくれた人がいたんだ」
「でもオレは着てる」
「オレより速いやつがいる…峠で全力を出せる…それって今までよりもっと、生きてるって感じられるってことでしょ?!」
ぷあ…マァナミ…。
この男…。
去年のアレでてっきり腑抜けになってると思たけど…
今ので分かったわ。
この男、完全状態!
このアタック分が悪いか…
「けどフェイズ28再々稼働や!」
無理や!いったん引こう!と言うキリヤ。
「今やる意味がある」と御堂筋。
そんな中、後ろの歓声に真っ先に気付く御堂筋くん。
ほう…奴らが…
皆も気付き振り向く
総北か?
喜ぶ真波。
「肥後もっこーーーす!!!!」
熊台でした!
総北じゃないのかよ!と。
真波もがっかり。
御堂筋くんはザクからの報告で歓声が熊台だと予想していた。
そして水田くんに
「この混乱のるで。うちのザク全員に伝えや。熊台が来たらなるべくハコガクと反対側に寄って真ん中で合流させやと。」
「え?でも合流させてええんか御堂筋くん。今年の熊台はチーム力はどこにも負けないってさっきあいつら…」
「チーム力ぅ?」
「そら自分で言っとるだけやろ?」
熊本、真ん中に合流!
この混乱で出し抜かれる事は…ねぇか!
と御堂筋くんを警戒中の黒田。
それは御堂筋も知っており、まずは警戒を解くために「疲れたふり」「水分補給」。
ボトルを加える御堂筋くんを「補給中か」と確認し「おいこら真波いつまで後ろを…」と話しかけた黒田の声を聞き、
「今やよ」
「息をひそめ、物音ひとつ立てず、」
「飛び出せ!」
くわえてたボトルを落としたタイミングで、さーーーっと抜け出す3人。
「雪!」
アブの声で気付く黒田。
その頃総北は
「前に人影見えました!」
先頭に追い付いた!!
と思いきや、落ちてきた熊台だった。
なんだ?何が起こったんだ?
ともかく足を緩めず先頭に追い付く!!
待て次週。
■感想
御堂筋くんがたくさん出てきて嬉しい限り。
真波もカッコいい。
つか
「真波と御堂筋くんが会話してて嬉しい」
これに尽きますな。
本当にね。
去年のインハイ以来、全然絡みないからさー。
もっと二人は話すべき!!
二人は意外と似てるってば!(そうか?)
いや似てるかどうかは微妙だが
真波は御堂筋くんに惹かれてもおかしくない!
いや、まあいい。
えーと
真波、サカミチのことをワクワクと待ってたのに。
まさかの熊台でガッカリした顔が可愛かったです。
「残念ながら行かせないよ、御堂筋くん」
「こっちにも都合あるんで!!」
だったのに。
ガッカリしてる間にあっさり行かれましたな。
ここからは御堂筋くんが画面から消えることはあまり無いよね??確か。
見逃せないショ!!