11月13日


私が年間300日以上利用するであろう旗の台駅のすぐ近くに、元住吉の豚星。出身の店主による豚風。という新しいラーメン屋がオープンしました。

オープンは11月1日で、当日は9時から整理券配布ということでオープン前から行列が出来るだろうと噂になっていました。

噂通りに人気は出ていたようでしたが、整理券制を1日で廃止したり営業時間も1日で変えるなど、蓋を開けてみたら色々と想定外な展開が多く見られたようです。

それでも時間帯や曜日によってはかなりの列が出来ていました。

私はというと、正直並んでまでは食べなくていいかなと構えていました。

まず、豚星。を越えてくることは無いだろうと考えていたからです。


豚風。は豚星。と同じシステムを導入しています。

席が空いていても勝手に座ることは許されず、完全ロット切換制で待ちの列は店内で背後霊化します。


並びが無ければ食べてみようと何度かお店の前を通る度に覗きましたが、いつも数名の待ちが出ていたので流していました。

この日も同じように店内を覗いてみたのですが、待ちの列は無く空席も多数でした。

せっかくのチャンスは逃すまいと初訪問となったわけです。


食べてみた感想は、とても美味しかったです。

現状の豚星。と比べると、豚風。の方がクオリティは明らかに高かったです。

豚星。を越えてきている、そんな印象でした。


15:52 到着

いらっしゃいませはありません。

これはさすがは豚星。クオリティと思わざるを得ませんね。

先客は11名でしょうか。

券売機にて小ラーメンの食券を購入です。

麺量の記載等はなく、明らかに高めな価格設定です。

思いのほか奥行きのある店内に驚きつつ、勝手に座るなという注意書に従いイチバン奥まで進んで待ちました。


どんどん先客たちが席を立ちます。

先述の通り豚星。と同じシステムなのでロットに合わせて一気に着席させる流れです。

慣れてない人にとっては、かなり圧迫感のあるシステムといえるでしょうね。


15:54 着席

どうぞと声がかかり、イチバンの席に座りました。

どうやら背後霊は私ひとりだけのようです。

こうなるとお店の効率に合わせて後客が来るまで麺茹でされない可能性がありました。

とりあえず食券を高台に置いてそのまま待ちました。

BGMはなく、換気扇の音と先客たちの麺をすする音だけが響きます。

その後も後客が全く来ません。

ということはまだまだ麺茹でされないのだろうかという不安が沸き上がりました。


16:08 コール&着丼

かなり待ちましたが、麺茹でされていたようでした。
この時点でもまだ後客はありませんでした。
効率的に回転を良くすることを先行するお店では、空いていると待ち時間だけが長くなるということはよくあることです。

小ラーメン 900円
ニンニク
アブラ

丼が大きいなという印象を受けました。
豚星。よりもいくらか大きいような気がします。

上空からの様子です。

ヤサイ
豚星。のヤサイは茹で置きか茹でっぱなしなのでくたくたですが、豚風。のヤサイはややくたな茹で加減でした。
豚星。を知っている人はわかると思いますが、このスープにはくた茹での方が合います。
個人的にはしゃきしゃきが好きなので、このややくたな茹で加減は嬉しい誤算でした。
ヤサイはコールしなくてもそれなりの量が入るようです。

アブラ
大きい塊のアブラでした。
いわゆる普通のアブラなのですが、どこか懐かしさを感じるものでした。
特別な味付けは施されていません。

ニンニク
投入される量はそれほど多くはありません。
適量だと思います。
想像以上に仕上がったスープだったので、ニンニク無しでいただいたほうが正解だったかもしれません。

アブラのバランスもよく細部まで柔らかい美味しい豚でした。
小さいですが、2つ入っていました。
この種類の豚では、他店を含めても最近では上位に来る仕上がりの豚でした。

麺量はどこにも記載が無いので不明です。
おそらく320g前後なのかなと思います。
平打ちでいい感じの太さです。
なお豚風。では、麺のカタメや柔らかめは対応していません。
オペレーションが崩れるからだと思います。
ここまでお店の言いなりになるよう客側に求めるのは、やはり豚星。のやり方と同じです。

16:16 完食


食券の様子です。

カウンター席の様子です。
今回はイチバンの席でした。

卓上アイテムの様子です。

コップとレンゲと給水器は入口付近にあります。

無料トッピングの案内の様子です。
豚星。と同じようです。

お店からのお願いです。
フードロスを避ける風潮がある現代社会において、食べられなければ残すようにと忠告しています。
そこまでして回転率をあげて利益重視に陥らなくてもいいと思うのですが、これは仕方のないことなのでしょうか。

ロット内ひとりぼっちの様子です。
がらがらでした。

お店は旗の台駅の東急池上線蒲田方面の改札から10秒程の場所にあります。
半地下なので電波の入りは良くないです。

どのメニューも基本的に高いです。

ちなみにこちらは11月1日5時35分頃の様子です。
新規開店の整理券イチバンゲットのためにこんな時間から並んでいる方々がいました。
通勤途中にこの光景を見た私は、もちろんそのまま仕事へ向かいました。

初訪問となった豚風。さんですが、期待以上に美味しかったです。
今回だけなのかもしれませんが、豚もスープも豚星。以上のものを感じました。
どうか限定を利用して客数を増やそうとしたりはせずに、基本のスープや豚の質を保ちつつ今後も頑張っていただきたいと思います。

今回実際にいただいてわかりましたが、小ラーメンにこの値段はやはり高すぎる印象です。
量的にもそこまで多くは感じませんでした。
他のメニューも同様に高めの設定なので今後再訪するかはわかりませんし、周囲の反応も一様に同じもののようです。

出身店と同様に熱烈なファンによって支えられているのが明白ですので、数多くの客を手放さないためにもよりよい改善が求められることでしょうね。
ごちそうさまでした。