原題 DEVIL'S KNOT
製作年 2013年
製作国 アメリカ
配給 キノフィルムズ
上映時間 114分


監督 アトム・エゴヤン
脚本 ポール・ハリス・ボードマン 、 スコット・デリクソン


キャスト
コリン・ファース
リース・ウィザースプーン
デイン・デハーン


93年にアメリカの田舎町で起きた少年を狙った猟奇殺人事件“ウエスト・メンフィス3事件”。

発生から20年以上経ったいまも真相が明かされていない未解決事件を、カナダの名匠アトム・エゴヤン監督が映画化したサスペンス・ミステリー。

コリン・ファース、リース・ウィザースプーンら実力派が多数出演し、物語に説得力を吹き込んでいる。




11月14日から公開の話題の問題作「デビルズ・ノット」を一足先に見てきました。

無邪気な少年たちの変わり果てた姿から始まる法廷ドラマ。

あまりの猟奇的殺人事件に被害者家族だけではなく 加害者とされる少年たちの家族や周りの人々も巻き込んで 町全体が異様な雰囲気になっていきます。






全体を通して静かで事実を追っていく感じなんでものすごく衝撃的な展開はないんですよね。

ただ、捜査の進展と供述がちぐはぐな感じがして なんかすっきりしない状態がずっと続く・・・

その上 宗教上の偏見やメンフィスという土地柄もあいまって強引ともいえる進展をしていくんですよね。






捜査員の見せる苦悩の表情や 被害者の母親の一人であるパムのやるせない気持ちはひしひしと伝わってきます。

20年も経っているのに未だ未解決というこの事件の裏には 司法の歪みたいなものが作用しているとしか思えない。。。

じっくり観察していると 私立探偵ロンが抱く矛盾が見えてくるような気がします。

考えれば考えるほどモヤモヤしてしまう作品ですが 今も何かしら動きのある事件なのでいつかすべてが明らかになるよう見守っていきたいですね。




2014年11月14日よりTOHOシネマズ シャンテ、新宿シネマカリテほか全国にて