$ひばなのシネマの天地

ジャンル ドラマ
製作年 2009年
製作国 フランス=カナダ
配給 アルシネテラン
上映時間 104分
監督 ジュリー・ロペス=クルヴァル
出演 カトリーヌ・ドヌーヴ
マリナ・ハンズ
マリ・ジョゼ・クローズ
ミシェル・デュショソワ
ジャン=フィリップ・エコフェ


カナダで働くオドレイ(マリナ・ハンズ)は、久々に両親の住むフランスの海辺の街に帰って来る。

医師の母(カトリーヌ・ドヌーヴ)とは昔からそりが合わず、再会しても二人の間にはどこかぎすぎすした空気が漂っていた。

結局オドレイは仕事を理由に実家ではなく、亡くなった祖父が生前住んでいた海辺にただずむ家で休暇を過ごすことにする。


$ひばなのシネマの天地

『正しい恋愛小説の作り方』のジュリー・ロープ=キュルヴァルが監督を務めた、3世代にわたる女性の生き方を見つめた人間ドラマ。

偶然祖母の日記を発見した孫娘とその母親、そして過去に家出した祖母らが織り成す複雑な心模様を大胆に描く。

気丈な母親を演じるのは、大女優のカトリーヌ・ドヌーヴ。

その娘を、『潜水服は蝶の夢を見る』のマリ=ジョゼ・クローズが熱演する。

それぞれの時代を精いっぱいに生きる彼女たちの姿に勇気づけられる。


ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

フランス映画なので 独特のま~~~ったりした感じなのかな?って思っていたんだけど どこにも無駄がなくてどんどん引き込まれちゃうストーリーです。

邦画で『FLOWERS』って言う作品を見たのだけど 雰囲気はあの感じかな?

けれどノスタルジックな作品ではなく 女性が生きていくことの意味を模索してあがいて そしてそれぞれの自立への道を見つけていく。。。。

3世代の女性の生き方と 時代背景と・・・親子という繋がりで翻弄されていく内容に 見ながら自分を反映していける そんな作品です。


ひばなのシネマの天地

ひばなのシネマの天地

祖母の古い日記につづられた 妻・母ではなく一人の女性であるための言葉に共感してしまいました。

そして。。。。。ヒューマンドラマとして見ていたはずなのに ラストの展開には驚かされてしまいます。

家族の一人一人が 過去に区切りをつけ未来を見つめはじめる 前向きな作品。 特に女性にお勧めの1作です。