$ひばなのシネマの天地

製作年 : 1981年
製作国 : 日本
配給 : 東宝

監督:降旗康男
製作:田中壽一
脚本:倉本聰
撮影:木村大作
音楽:宇崎竜童
出演:高倉健
いしだあゆみ
岩淵建
名古屋章
大滝秀治


オリンピックの射撃選手であり、警察官でもある一人の男と、事件を通して彼の心を通り過ぎていく女たちを描く。

脚本は「冬の華」の倉本聰、監督は「仕掛人梅安」の降旗康男、撮影は「復活の日」の木村大作がそれぞれ担当。


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--1967年1月 直子-- その日、警察官の英次は雪の降り続く銭函駅ホームで、妻の直子と、四歳になる息子義高に別れを告げた。

離婚を承諾した直子は、動き出した汽車の中で、英次に笑って敬礼するが、その目には涙が溢れていた。


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--1976年6月 すず子-- 英次の妹、冬子が、愛する義二とではなく、伯父の勧めた見合の相手と結婚した。

英次は、妹の心にとまどいを覚え、義二は結婚式の夜に荒れた。

その頃、英次はオリンピック強化コーチのかたわら、赤いミニスカートの女だけを狙う通り魔を追っていた。


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--1979年12月 桐子-- 英次のもとに旭川刑務所の吉松五郎から、刑の執行を知らせる手紙が届いた。

四年の間、差し入れを続けていた英次への感謝の手紙でもあった。


ひばなのシネマの天地

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降旗康男監督は 任侠映画専門だと思っていたんですが。。。時々 心にズシーンとくる作品を撮るんですよね~

邦画はあまり詳しくないんですが。。。。(洋画もまだまだ・・・汗)昔の作品は結構見てるんですよ。

この作品は 昔見た記憶があるんですが。。。若い時に見ても この極寒の地で織りなされる人間ドラマを 理解できなかったと思うのです。


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健さんの演技は 『野性の証明』で私の中では定着してしまってるんですよね~(笑)

この作品の見どころと言えば 倍賞千恵子さんの 色んなものをしょって・・・秘めて それでも笑顔で生きているという いまどきの人には中々理解してもらえない 女心を 言葉少なに演じているところです。

それを 黙って見ている健さんも 男ですよね!! このカップルは最高です~!


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様々な苦悩を抱えた男が 列車に乗り辿り着く駅は 北国の寒さに耐えまっすぐに生きている女性達。

倉本總さんの脚本が流石だな。。。と感心させてくれる作品です。


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