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今日は、こんなニュースがありました。








欧州会合の成果乏しく、危機長期化で高まる国内景気下振れ懸念
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 9月20日、欧州債務危機の長期化による国内景気の下振れ懸念が、一部日銀関係者の間で高まりつつある。都内の日銀本店前で5月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)



 [東京 20日 ロイター]  欧州債務危機の長期化による国内景気の下振れ懸念が、一部日銀関係者の間で高まりつつある。16、17日にポーランドのウロツワフで開催された欧州連合(EU)の非公式財務相会合で新たな対応はほとんどみられず、通貨ユーロの動向を左右するドイツ政局も気がかりなためだ。



 ギリシャのデフォルト(債務不履行)やユーロ圏からの離脱の可能性がくすぶり続ければ、日本からの欧州向け輸出の減少につながるため、今後の日銀の政策判断にも影響を与えそうだ。 



 連休明け20日の東京市場では、欧州会議への失望から日経平均株価は下落しているが、投資家のリスク回避による大幅な円高や株安は進行しておらず、欧州会議の行方をかたずをのんで見守っていた日銀関係者はひとまず安どしているようだ。ただ、欧州債務問題を懸念したユーロ売りにより、円とドルが対ユーロで同方向に動くため、市場が小康状態にある面もある。



 EU財務相会議の成果は、10月に予定されていた次回融資(第1次金融支援の第6弾融資)の実行など、既に決定済みの措置の履行確認にとどまった。ガイトナー米財務長官が欧州金融安定化基金(EFSF)の機能拡充案を提案したが、ドイツのショイブレ財務相が異を唱えるなど独米の対立も露呈。直後の18日にはドイツ・ベルリン特別市(州に相当)議会選挙でメルケル首相率いるキリスト教民主同盟(CDU)の国政与党連合が社会民主党(SPD)に敗北した。ドイツではEFSF拡充に必要な議会承認が29日に予定されており、メルケル首相の指導力低下による影響が懸念される。



 EU財務相会合に先立ち、日米欧の中央銀行は15日、欧州の債務不安を鎮静化するため、年末越えのドル供給オペで協調する旨の共同発表を行ったが、関係者によれば欧州側が直前に提案したもようで、市場安定化を焦る欧州当局者の姿が想像される。 



 日銀は現時点では日本経済が東日本大震災のショックから回復し、緩やかな成長経路に復帰するとの従来シナリオを維持している。ただ日銀関係者は、欧州発の突発的な金融市場波乱と、欧州を含む先進国経済の更なる減速という2つのリスクシナリオについても考慮しているもよう。



 今後、欧州債務問題の解決が長引けば、問題国の国債を保有する金融機関の資本不足が実体経済に波及し、自動車など日本の輸出企業にも悪影響が出る。日銀の宮尾龍蔵審議委員は14日、函館市での講演で「海外需要が当初想定していたよりも減少する可能性があり、景気回復を下振れさせる恐れがある」と懸念を示しており、日銀として景気シナリオを点検する時期が近づきつつありそうだ。



(ロイターニュース 竹本能文;編集 石田仁志)

「この記事の著作権はロイターに帰属します。」






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今日は、こんなニュースがありました。








ドル76円半ば、欧州の銀行への包囲網狭まる
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 9月20日、東京外為市場正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から弱含み、76円半ばで推移している。都内で昨年9月撮影(2011年 ロイター/Yuriko Nakao)



 [東京 20日 ロイター] 東京外為市場正午のドル/円は、ニューヨーク市場午後5時時点から弱含み、76円半ばで推移している。五・十日の実需買いからドルは一時76円後半まで上昇したが、仲値通過後は軟化した。



 ユーロ/ドルは、早朝にS&Pがイタリアを格下げしたことから売られ、一時1.36ドルを割り込んだ。格下げはここでいったん吸収したが、ソブリン問題をにらんで欧州の銀行への包囲網が狭まりつつあり、その後ユーロは再び1.36ドルの攻防になっている。市場では、ギリシャ向け第6次融資をめぐってきょうのギリシャとトロイカ調査団(EU・IMF・欧州中銀)との協議に注目が集まっている。一方、政府は円高への総合対策の中間報告を発表したが、円の値動きに大きな変化はなかった。



 海外市場では、ギリシャのデフォルト懸念から欧州株に続いて米国株が急落。これを受けてドル/円は76.321円まで売られて過去最安値(75.941円)をつけた8月19日以来の安値を更新した。



 その後は米国株の持ち直しとともにドル/円も緩やかに買い戻され、東京市場では五・十日のドル需要もあって一時は76.765円まで上昇した。しかし、仲値通過後で買いが一服。一方で、9月末をにらんだ輸出企業の売りが持ち込まれ、ドル/円は76円半ばまで弱含んだ。



 ユーロは、アジア時間早朝にS&Pがイタリアを格下げしたことから売りが強まり、きょうの高値からは約90ポイント下落して一時1.36ドルを割り込んだ。その後は下げ渋って1.36ドルを回復したが、戻り売りねらいの参加者が多く、ユーロの戻りは限定的だった。



 豪ドル/米ドルは、オーストラリア準備銀行(中央銀行、RBA)の9月の金融政策委員会議事録を受けて上昇し、一時1.0243ドルときょうの高値をつけた。「世界的な不透明感が国内インフレ抑制に寄与するか、判断するのは時期尚早」などの考えが示されたことで、利下げ期待が後退した。



 政府は円高への総合対策の中間報告を発表し、為替についても「必要なときには断固たる措置」を取るとして介入も辞さない姿勢を示したが、円の値動きへの影響は限定的だった。介入は市場の想定の範囲内であることに加え、政府が円高の長期化を視野に入れ始めているとの見方が出ているためだ。



 対策には中小企業へのセーフティネット保障延長などが盛り込まれたが「円高の長期化を前提にしている気配がある。このところ、野田首相が円高メリットを活用する方針も打ち出していることも含め、海外勢などに介入スタンスが弱まったと受けとめられる可能性もありそうだ」(大手銀行)との声が上がっている。



 <イタリア格下げはある程度織り込み済み、市場の関心はギリシャ>



 S&Pは、アジア時間早朝に、イタリアの長期・短期ソブリン非依頼格付けをA+/A─1+からA/A─1に1段階引き下げた。 格付け見通しは「ネガティブ」。 これを受けてユーロ売りが強まったが、1.36ドル割れでいったん下げ止まり、格下げを吸収。その後は1.36ドルを回復した。



 クレディ・スイス証券チーフ通貨ストラテジスト、深谷幸司氏は「市場が予想していたムーディーズではなく、S&Pだったことは意外だったが、イタリアはいずれ格下げとの観測が強かった。ある程度想定されていたため、それほどのショックはない」と受け止めている。



 SMBC日興証券シニア債券為替ストラテジスト、野地慎氏は「ユーロの売り材料として市場が注目しているのはイタリアよりギリシャ。ユーロが本格的に下値をトライするとすれば、きっかけはギリシャ問題だろう」とみている。



 ギリシャはきょうも第6次融資をめぐってIMF、欧州委員会、欧州中央銀行(ECB)による調査団と電話会談を行う見通し。ギリシャ財務省筋は19日、「われわれは合意に近づいている。20日中にまとまることを期待している。政府は21日に閣議の後で(合意に関する)発表を行う公算が非常に大きい」と語った。市場は、第6次融資は実現するとみる声が多いが、その場合もギリシャのデフォルト観測は消えないとみる声が多く「ユーロは下落トレンドが続き、いずれ1.35ドルを割り込む」(大手邦銀)との声が上がっている。 



 <ギリシャがユーロ離脱めぐる国民投票を検討との報道>



 ギリシャのカティメリニ紙(オンライン版 http://www.ekathimerini.com )は20日、ギリシャ政府が財政危機への対応を強化するため、ユーロ加盟継続の是非を問う国民投票を実施する可能性があると報じた。複数の匿名筋の情報として伝えた。国民投票の実施を可能にする法案が近く提出され、数日中に審議される見通しという。



 ギリシャ国内で緊縮財政策への反発が強いことから、市場では「ユーロ離脱の結論が出ないとは限らない」(大手銀行)と懸念する声が出ている。



 ギリシャがユーロを離脱した場合のユーロの反応については、見方が分かれている。ソブリン問題の中心が抜けることから「ユーロは買われる」(大手邦銀)との声が出ている。一方で、ユーロ離脱に伴う市場の混乱が予想され「ユーロ売り」(大手証券)との声も多い。



 ユーロ離脱の影響について、市場では「ギリシャの離脱が具体化すれば、次の離脱国を探す動きが出かねない。これまではユーロゾーン拡大のなかでユーロが存在感を高めてきたが、これが縮小に転じる可能性も出てくる。さらに、離脱でギリシャが本格的なデフォルト宣言をする可能性も考えられ、金融システムにも大きな影響が出かねない」(大手銀行)との声が聞かれる。 



 <欧州の銀行への包囲網が狭まる>



 ソブリン問題をにらんで、欧州の銀行への包囲網が狭まりつつある。関係筋2人がロイターに明らかにしたところによると、中国の大手国有銀行1行は、欧州債務問題への懸念からソシエテ・ジェネラル<SOGN.PA>、クレディ・アグリコル<CAGR.PA>、BNPパリバNPP.PA>、および、UBS<UBSN>との為替フォワードおよびスワップ取引を停止した。これを受けてリスク回避地合いが強まり、ユーロ/ドルは再び1.36ドルを割り込んだ。



 預金流出に関する報道も出た。英フィナンシャル・タイムズ(FT)紙は20日、関係筋の話として、独シーメンス<SIEGn>が2週間前にフランスの大手銀行から5億ユーロ以上の預金を引き出し、欧州中央銀行(ECB)に預け替えたと伝えた。



 ギリシャ支援問題が紛糾するなかでギリシャ債を保有する銀行などのクレジットが低下しており、結果として金融仲介機能の低下が進めば欧州の景気を圧迫すると懸念されている。さらに、金融システムリスクも視野に入り、市場のリスク回避地合いを強めているという。



 (ロイターニュース 松平陽子)



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景気「持ち直し」持続、海外下ぶれリスク追加=9月月例経済報告
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 9月20日、政府は9月の月例経済報告で、景気は東日本大震災の影響で「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直している」として基調判断は据え置いた。都内で2008年11月撮影(2011年 ロイター)



 [東京 20日 ロイター] 政府は20日に発表した9月の月例経済報告で、景気は東日本大震災の影響で「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直している」として基調判断は据え置いたが、「回復力の弱まっている海外景気が下振れた場合」をリスクとして追加するなど、欧州ソブリンリスクによる国際金融資本市場への影響を注視する姿勢を示した。



 政府として円高対応も含めた第3次補正予算の編成を急ぐとともに、日銀に対し「果断な」対応を期待するとして、前月の「機動的な」から期待感を明確にした。



 国内景気は、住宅建設を「持ち直しの動きがみられる」として上方修正した一方で、企業収益は大震災の影響から「減少している」に下方修正した。生産や個人消費は「持ち直しの動き」で据え置きとなった。



 先行きは、これまで「海外経済の緩やかな回復や各種の政策効果などを背景に持ち直し傾向が続くことが期待される」としていたが、欧州発の財政危機から世界経済は減速している。このため今月は海外経済の部分が削除された。それでもサプライチェーン立て直しや政策効果などを背景に持ち直し傾向が続くとの表現は残した。



 世界景気に関しては「全体として回復力が弱まっている」として下方修正した。米国は極めて弱い景気回復となっており、金融資本市場の動きや財政緊縮の影響に留意する必要があると指摘。欧州は持ち直しテンポが緩やかになっているとしたうえで、一部の国々の財政先行き不安を背景に金融システムに対する懸念が高まり金融資本市場に影響を及ぼしていることや、高い失業率が継続することなどにより、景気が低迷するリスクがあるとの見方を示した。 



 リスク要因として、電力制約や原子力災害の影響に加えて「回復力の弱まっている海外景気が下ぶれた場合」をあげ、「為替レート・株価の変動等」と併記した。



 こうした状況を踏まえた政策対応として、「震災からの復興に全力で取り組む」ことに加えて、「急速な円高の進行等による景気下振れリスクや産業空洞化のリスクに対応し、また円高メリットを最大限活用するため、円高への総合的対応策の取りまとめ、および第3次補正予算編成を早急に行う」とした。



 また、欧州ソブリン問題により不安定化している金融市場の状況を踏まえて、日銀への政策対応を期待する表現を明確化した。「海外の金融政策や金融情勢が国際的な金融資本市場に及ぼす影響を注視しつつ、政府との緊密な情報交換・連携の下、適切かつ果断な金融政策運営によって経済を下支えするよう期待する」として、前月の「機動的な」対応から「果断な」と表現を強めた。

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 【ニューヨーク時事】19日のニューヨーク外国為替市場の円相場は、欧州債務問題の行方をにらんだリスク回避の動きが継続する中、相対的に安全な通貨として買いを集め、小幅に上昇した。午後5時現在は1ドル=76円54~64銭と、前週末同時刻比21銭の円高・ドル安。 



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 野田佳彦首相は19日午前、歴史的な円高が進む中での中小企業対策について、「(2011年度第3次補正予算で)低利融資制度をつくらなければならない。海外への展開を考えている企業への支援制度もしっかりしたい」と述べ、3次補正に支援策を盛り込む考えを強調した。中小企業視察のため訪れた東京都大田区内で記者団の質問に答えた。 



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