お陰様で、昨日で10年経ちました。
今は亡き母は40代で胃ガンになり(完治し79まで生きましたが)父は前立腺ガンで命を落としました。
医学的には、ガンに罹患する原因に遺伝的要素はわずか数%と言われていますが、なんとなく、いつか自分もがんになるだろうとは思ってました。
そんな中でも、乳ガンに関してだけは、ネットでなりやすい傾向などのチェックシートもしていて、すべての項目が陰性であり、いずれガンにはなるだろうけど、「絶対」に乳ガンにはならないなって、変な自信があったんです。
それでも、健康オタクのわたしは、自分で発見出来る唯一のガンである乳ガンには、自分で胸を触診するセルフチェックをしていました。
セルフチェックの方法
(ネットから頂きました)
で、10年前の昨日‥
「絶対」なんてないことを思い知ることになります。
忘れないように月末になったら、毎月するセルフチェック‥
わたしは、1番下の画像を寝る前にしてたんですが‥
ふと、今日は触る角度と身体の角度を少し変えようと思ったんですよ、なぜか。なぜかね、、、
で、そうしたことでシコリを早期発見し、その後にとった行動が、生存率を上げたと思ってます。(あくまでもわたしの場合ですが)
セルフチェックをしてる最中に、まさに「梅干しの種のようなシコリ」に当たります。
その瞬間、全身に電気が走りワナワナと震えたことを10年前ですが、今でもハッキリと覚えています
このシコリは、間違いなく乳ガンだと確信したからです。
ガンになる。
もちろん、誰でも望まないことです。
正直、シコリに触れたとき、
息が止まり、めちゃくちゃ怖かった
だからこそ、早く専門病院へ行き診察を受け、診断して欲しかった。
※乳ガンを疑ったら、産婦人科でなく「乳腺科」です。
乳ガンになって、たくさんの病友さんと交流しましたが、そんな時しばしば話題になるのが、どういう経緯をたどって乳ガンがわかり、いつ病院に行ったか?と言うこと。
傾向として残念ながら、進行ガンになった病友さんの多くは、胸のシコリや異変に気づいてたけど、「怖いから病院へすぐに行かなかった」と話してくれました。
わたしは、怖いから早く行ったんです。
シコリを発見して、すぐに主人に伝え、主人はパソコンで、わたしは携帯で「乳腺科」を探しまくりました。
そしてもう次の日に、そう、10年前の今日、診察を受けてました。
この判断は、今でもよかったと思ってます。
のちに主治医になった、その時の医師にすぐ聞きました。
「先生、これ悪いものですよね?」
もう、自分でも乳ガンと確信してたので、
悪いものですか?でなく、ですよね?
と、尋ねたんです。
そしたら、
残念ながら、両方にシコリがあるので、検査結果は10月8日になります。
でも、このシコリが良性か悪性かは、まだハッキリわかりません。
とにかく早く検査に来て頂いてよかったです!
で、結果の出る10月8日は、ご主人、一緒に来れますか?
↑
この言葉は、わたしの中での乳ガンの決定打でした。
たぶん、わたし1人で乳ガン告知を受けさせるのはショックが大きいだろうから、医師としてガンだろうと思ったからこそ、そう言うのが配慮の言葉だったと思うんですけど‥
わたしのこころの中では、
はい、ガン決定
まさに、でしたね
それでも思うんです。
毎月セルフチェックをしていてよかった。
そして、翌日にはもう診察を受けたこと。
早期発見早期治療が、その後の10年を頂いたと思ってます。
10年前は、すべての女性の12人に1人が乳ガンになると言われていましたが、最新の状況では、8人に1人と言われています。
乳ガンになりやすい傾向はわかっているけど、それに一つも当てはまらなかったわたしが罹患してます。
そして、未だに決定的な原因は何もわからない。
だから、誰もが「絶対」に乳ガンにならないなんてない。
なんだったら、わずかですが男性もなります。
最近では、バブルガム、ブラザーズのブラザーコーンさんが罹患されたと発信されましたね。
病友さんがみんなよく言ってたのは、
自分は、絶対ガンなんかにならないと思ってた。
ってこと。
いまや、ガンは万が一でなく、2分の1の確率でなる。
そう、絶対なんかない
10年前、絶対に乳ガンにはならないと思ってた自分への戒めと、
告知後、10年生かして頂いていた感謝を込めて、今日はアップしました。
誰かが偶然でもいい、
このブログを見て月1でセルフチェックを始めたり、
乳ガン検査のマンモグラフィーを受けようと思ったり、
あれ、胸がおかしいな?と思ったらすぐに病院へ行こう!と思って下さったら、
すごく
すごーく
うれしいのです
女性の大切なものを失い、肉体も精神もガッツリ切り刻まれたけれど、
自分が乳ガンになったからこそ、、、
救える命があると‥
そう‥
少しだけ‥
今日は、、、
そう‥思ってもいいですか‥?