こんにちは!

 

花畑むぎこです~

 

今回は紹介するのは、こちら!

 

『仕事も人間関係もうまくいく放っておく力』(枡野俊明/2021年/三笠書房)です。

 

 

 

 

「放っておく」と聞くと、あんまりいいイメージは持ちませんよね。

 

ですが、本書ではその「放っておく力」が「生きる能力」「生きる技術」になるのです。

 

仕事や人間関係でお悩みの方に、おすすめです。

 

ぜひ、最後までご覧ください。

 

 

 

  『放っておく力』とは

 

本書は、もっとドライに、もっと生きやすくなるための、禅の僧侶である筆者の教えを99も収録しています

 

筆者の枡野俊明さんは、曹洞宗徳雄山建功寺の現役の住職で、庭園デザイナーとしても活躍しており、多摩美術大学環境デザイン科の教授でもあります。

 

「禅の庭」の創作活動によって、国内外から高い評価を受けており、2006年には『ニューズウィーク』日本版にて、「世界が尊敬する日本人100人」に選出されました。

 

他の著書には、『心配事の9割は起こらないー減らす、手放す、忘れる「禅の教え」』(2013年/三笠書房)や、『比べず、とらわれず、生きる』(2021年/PHP研究所)などがあります。

 

この『比べず、とらわれず、生きる』については、当ブログで紹介していますので、こちらもぜひご覧ください!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  『放っておく力』おすすめポイント

 

ここでは本書のおすすめポイントである、

 

①もっとドライでいい!放っておく力

 

②心をすり減らさない生き方

 

を紹介します。

 

 

 

①もっとドライでいい!放っておく力

 

放っておくと聞くと、どうしてもネガティブなイメージを思い浮かべてしまう方も多いのではないでしょうか。

 

物事を途中で放り投げる、やりっ放しにしてしまう、見て見むふりをする……どこか無責任に感じてしまいます。

 

しかし、枡野俊明さんによると、世の中には「放っておいたほうがいいこと」がたくさんあるのだとか。

 

自分に降りかかってくる情報が多すぎたり、SNSの発達により人間関係が複雑になりすぎたりして、すべてにきめ細かく対応するのは難しいです。

 

そこで、「放っておく力」が大切。

 

「放っておくべきもの」と「放っておくべきではないもの」をしっかり見極めて、上手く生きていくことが求められるのです。

 

例えば、夫婦の問題で枡野俊明さんの元に「いくらいっても、結婚してン十年、直らないんですよ」とグチをこぼす奥様がやってくることがあります。

 

そのグチに対して、枡野俊明さんは「ご主人を変えようだなんて、そもそも不可能ですよ。」と答えました。

 

自分の思い通りになることなど、ほとんどありません。

 

自分の思い通りにできるのは自分自身だけです。

 

枡野俊明さんは以下のように話していました。

 

 

    

コントロール不能な他人のことは、もう放っておく。

 

そして自分がどう変わればうまくいくかに思考を集中させればいいのです。

 

こちらが変われば、相手の態度も軟化するものです。

 

相手を変えたいと思うなら、まず自分が変わる努力をすることが大切なのです。

 

 

 

②心をすり減らさない生き方

 

本書には、他にも枡野俊明さんの教えや考えがたくさん収録されています。

 

特に印象に残った言葉を紹介します。

 

まず1つ目が「自分を盛らない」ということ。

 

SNSの世界では、自分の外見を加工したりして盛ることはよくありますが、問題は無意識に「自分をよく見せたい。人からよく思われたい」という気持ちが働いて、ウソを盛りつけてしまうこと。

 

わたしも、できもしないのに「できないやつだ」と思われるのが嫌で、「できます」と答えてしまったことがありました。

 

そして、のちのち苦労しました(笑)

 

枡野俊明さんによると、「『盛る』ことを続けている限り、いつまでたっても『ありのままの自分』が成長しない」

 

盛ることではなく、自分の内側を磨くことに努力したいですね。

 

次に、2つ目が「期待しすぎない」

 

期待は相手の成長、成功を願う気持ちの裏返しで、期待があるからこそ頑張れることもあります。

 

しかし、期待のしすぎは禁物です。

 

期待が大きければ大きいほど、思うような結果がでなかったときのショックは大きくなります。

 

これは日常生活でも言えることです。

 

「○○してほしい」「○○して当たり前」と勝手に相手に期待すると、期待外れのことが起きたときに怒りや不満がわいていきます。

 

わたしも前に、友だちにごはんをおごったときに「え、お礼とかないの?」と、むっとしたことがありました。

 

だけど、それは「ごはんをおごられた方はお礼を言うべき」という期待があったから。

 

期待が裏切られると、不満を覚えてしまうものです。

 

それなら最初から期待をしないでおくことが大切なのかなと感じました。

 

枡野俊明さんは以下のように話しています。

 

 

    

そもそも期待したとおりに物事が運ぶことなど、そうあるものではありません。

 

「うまくいけばラッキー」くらいにかまえていたほうが気がラクですし、成果がイマイチでも不満は出にくく、思った以上の成果が出れば喜びも倍増します。

 

 

 

  『放っておく力』まとめ

 

本書は放っておくことで、ありのままの自分でより生きやすくなる教えを99収録しています。

 

仕事や人間関係で悩みを抱えている方も、本書を読めばドライに放っておこうと思えるはずです。

 

ぜひ、読んでみてくださいね♪